« 千駄木庵日乗七月四日 | トップページ | 千駄木庵日乗七月五日 »

2012年7月 5日 (木)

祭祀の現代的意義

宗教には、救済宗教と祭祀宗教の二つがあるといはれる。そしてキリスト教が救済宗教で、神道は祭祀宗教であるといふ。しかし、祭祀は自己の罪穢れを祓ひ清め神と一體となる行事である。救済宗教の性格も持ってゐる。

「祭祀」および「直會」は、神と人との一體感を自覚する行事であると共に、それに参加する人々同志の一體感も實感する行事である。お互ひに神と一體となりお互ひが一體となる「まつりの精神」が世界に広まれば世界は平和になる。魂的信仰的一體感が、世界人類の交流と共存の基盤となる。「まつり」が世界で行なはれるやうになれば世界は平和になる。「まつり」の世界化が大切である。

 

倉前盛通氏は、「二十一世紀以後の世界は情報科學の進歩に見られる通り多様性の社會であり、それは一神教の世界ではなく多神教の世界である。日本的自然祭祀、つまり八百萬の神々という言葉に表現されるように典型的な多神教風土と日本的寛容さと、バイブルのない宗教、教団組織のない宗教、そのようなものが今後の世界に最も大きな精神的影響を与えるようになるであろう。」「今まではユダヤ教的な一神教的精神風土が世界に、大きな影響を与えてきたが、二十一世紀以後の世界をリードするものは、日本に代表される寛容な多神教的精神風土である。」(『新・悪の論理』)と述べてゐる。

自然は人間と対立するものではないといふ信仰即ち自然を神とおろがむ日本の傳統的信仰精神が自然破壊を防ぐ。祭祀が自然を破壊し人の命を軽んずる現代を救済する原理となる。

わが國の麗しい山河、かけがへのない道統を重んじ、日本の傳統的な文化を大切なものとする姿勢を取り戻し、祖國日本への限り無い愛と、國民同胞意識を回復しなければならない。我が國は神話時代(神代)以来の傳統精神がある。それに回帰することによって現代の混迷を打開すべきである。

|

« 千駄木庵日乗七月四日 | トップページ | 千駄木庵日乗七月五日 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121949/55123013

この記事へのトラックバック一覧です: 祭祀の現代的意義:

« 千駄木庵日乗七月四日 | トップページ | 千駄木庵日乗七月五日 »