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2012年5月31日 (木)

この頃詠みし歌

大君は空飛びたまひイギリスの地に降り立たし御稜威輝く

イギリスへの大御幸寿ぐごとくにも皇都の空は晴れわたりたり

御手つなぎ歩みたまへる両陛下イギリスの地に健やかにおはす

いにしへの人の心はやまと歌のしらべとなりてわが胸を打つ

尊くも皆人のことを救ひたまふ 弥勒仏像 永久に美し(ボストン美術館展)

清らけき光を放つ剣太刀 邪悪断ち切る力みなぎる()

朝起きてカーテン開ければ夕暮れの如き暗さに驚きにけり(金環食)

日と月と地球が一直線に並びたるその瞬間を仰ぐ朝かな()

父上も今ご先祖と共にしてこの墓の下に眠りますなり

五月晴れの空の下にて線香を手向けまいらすご先祖の墓

時経てど なほひしひしとさみしさがつのり来るなり父逝きまして

日出づれば気温は上がり部屋中に光差し込み夏は来にけり

幾そ度歌ひてもなほ胸を打つ櫻井の別れ今日も歌へり(楠公祭)

この國の起死回生を祈らむと楠公のみまつりに友ら集へり()

生きておはせば百歳になりたまひたる大人の遺影のやさしき笑顔()

遠くより神の呼ぶ声聞こえ来る心に仰ぐ朝雲の空

地の神よ鎮まりませとひたすらに祈りたてまつるなゐ震ふ時

静かにも書を讀まむとて入り来し茶房のコーヒー喉にしみとほる

茶房にて煙草くゆらせもの思ふひとときにこそ安らぎはあり

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