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2012年4月29日 (日)

昭和維新と現代の変革

近代化・西洋化が、日本の本来的な精神即ち神への仰慕を忘却させた。近代日本の精神的危機は相当深刻であった。近代日本の根本的欠陥は、神々の喪失即ち無信仰である。それは日本傳統信仰の忘却と言ひ換へることもできる。文明開化・西洋崇拝そして日清日露戦争の勝利による国民の慢心がもたらしたものは、神々の喪失であり、傳統信仰の忘却であった。

近代日本の矛盾の克服は現代においても喫緊の課題である

日本の西洋覇道精神・欧化路線即ち近代日本の負の部分に対する反省が昭和維新運動である。昭和維新運動とは日本傳統精神の復興による「近代の超克」を目指す運動であった。近代とは欧米的近代主義である。近代日本が猛烈に勢いで輸入した「欧米近代」なるものへの痛烈な反省である。それは、明治維新の真精神即ち神武創業の精神・日本の傳統信仰の復興であった。しかし、昭和維新は未完に終わった。

神への回帰こそが、近代日本において必要だった。近代の超克・西欧模倣からの脱却は、日本に神々への回帰、日本傳統信仰の復興によって行はれなければならなかった。大正末期から昭和初期にかけての皇道大本や昭和十年代の生長の家が、日本国民の神への回帰を促す運動であったと小生は理解してゐる。

大東亜戦争はアメリカの科学技術と物量に負けたといふ面は勿論ある。しかしそれと共に、日本自身の精神的頽廃=神の喪失・傳統精神隠蔽が大東亜戦争だけでなく近代日本の歴史に大きな影響を与へたことは事実である。

近代日本の矛盾の克服は、現代においても喫緊の課題である。近代の超克・西欧模倣からの脱却は今日においてこそ行はれなければならない。わが日本は、西洋覇道精神を清算し日本傳統精神を復興し日本の神々に回帰しなければならない。

西洋から発した唯物文明・強いもの勝ちの覇道精神を反省し訂正せしめるものとして農耕生活から発した大自然と人間の共生の精神たる日本伝統精神がある。天皇がその祭祀主であられ体現者であられる日本伝統精神よって西洋唯物文明を克服するべきである。日本伝統精神は、現代の危機を打開し将来の日本及びアジアそして地球の救済の力となり得る。

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