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2012年3月20日 (火)

宮脇淳子さん(東京外語大・国士舘大講師)の講演内容

三月十七日に行われた『戦略・情報研究会』における宮脇淳子さん(東京外語大・国士舘大講師)の講演内容。

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『中国』という名は十九世紀末までは無かった。それは中国という枠組みがないことを意味する。支那とチャイナは同じ語源。『中国五千年』というのはナショナリズムが出来て以後の話。辛亥革命の時、革命派が『黄帝即位紀元四六〇六年』としたのが『中国五千年』のの出所。BC二二一年以前は都市国家が多くあって統一がとれていなかった。中原を統一した秦の始皇帝の『秦』が支那の語源。司馬遷が『歴史始まって以来同じ天下』と言ったので、それ以前も組み込まれてしまった。そこから後は、支配する者も支配する土地も大きく違った。日本という国号は変わらない。日本が立派であることが分かる。十九世紀末、日本に対抗して『中国』という漢字を使うようになった。中国人は自分たちでは全然まとまっていない。『反日』の時だけ中国人という考え方になる。辛亥革命以前は、宣統帝何年という言い方をしていた。国民国家を作る時に日本を真似た。

韓国には反日ナショナリズムはあるが、愛国ナショナリズムはない。韓国のエリートはアメリカに行く。中国も同じ。一%の中国人が四割の富を持っている。国民国家とは国境に囲まれ同じ言語を使う人々の住むところのこと。国民国家が出来て戦争の時代になる。国民が兵隊になる。ECは駄目になる。ヨーロッパは植民地を失った時生活水準を下げるべきだった。それをしないで金融でお金を回してきた。

日本は海という天然の要害がある。日本皇室と中国の帝室とは一度も婚姻関係を結ばなかった。大陸は動乱を繰り返した。日本は国民国家の理想に一番ぴったりな国。日本が隣の国と如何に違うかを日本人が分かったら多くの問題は解決する。

中国は清朝打倒で出来た国だから、清は中国ではない。天照大御神の子孫の日本人が成功したので、中国も黄帝の子孫と言い出した。モンゴル人もチベット人も漢字を使っていない。チベット語は大蔵経を訳すために使ったサンスクリット語から来ている。ウイグルはアラビア文字を使っている。モンゴルもイエス・キリストの時代からの文字を使っている。満州人はチンギスハンの子孫の筋。モンゴル文字を使って満州語を書くようになった。本來の満州語は中国の地方語ではない。アルタイ系の語でテニヲハがある。清朝は満州人・モンゴル人・漢人・チベット人・イスラム教徒の五大種族の国家連合。中国こそ言葉を奪う植民地支配をしている。

日本は国民国家だが、中国は国民国家ではない。日本は天照大御神の子孫であり、共通語があり、一体となってものを考える。中国は農民籍の人には保険と年金なし。子供は学校に入学できない。農民に土地所有権はない。毛沢東は『地主階級は悪い』と言って土地を取り上げた。農民から土地を取り上げた地方幹部が企業などに土地を売って儲ける。

アヘン戦争で中国の近代が始まったというのは嘘。アヘン戦争で清朝は倒れなかった。イギリスのことを『英夷』と言い、野蛮人は金をやれば帰ると思っていた。国民意識もまだ生まれていない。日清戦争の原因は、フランスにベトナムを奪われた清が朝鮮を併合しようとしたから。日清戦争によって、本当の変化が起こった。日清戦争に負けた清に西洋が襲いかかった。

中国の秩序では『王』は『皇帝』より一段下。李氏朝鮮時代五百年間、一割も満たない両班と呼ばれる特権階級が他の九割を支配していた。階級の移動なし。染料を買う金がないので白い服しか着なかった。

孫文は華僑。ハワイで英語教育を受けて知識を身に着け医師になった。日本人が孫文を持ち上げなければならない理由はない。孫文と宋家の娘との仲人をしたのは日本人。張作霖は満州人ではなく、食い詰めて万里の長城を越えて満洲に逃れて来た。日露戦争で日本に協力。中華民国の長になろうという野心を持った。張作霖爆殺はコミンテルンの指令。コミンテルンが世界の将来と思った人は多い。列車の中はサロンになっていて張作霖は社内を移動できた。列車の外からの爆殺ではない。車内に爆弾が仕掛けられた。

中国の土地の六割は少数民族のもの。政府は少数民族を絶滅して国民国家にしようとしている。アメリカがインディアンを絶滅したことを二世紀後の今日、やろうとしている。北京語のみにしようとしている。六割の土地にあった歴史を無視。一%の特権階級が九九パーセントを無視して何が国民国家か。それは革命前の姿。漢民族とは漢字を使う民族と思っている。我々日本人と同じナショナリズムは漢民族にはない。話し言葉は全く違う。中国の脅しに乗るな。脅されたら跳ね返せ。『名古屋に来たくなければ来るな』と言え。譲歩するな。中国大嫌いの運動を起こせ。」

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千駄木庵主人曰く。今日の支那大陸は、辛亥革命以前に戻っている。共産党幹部という特権階級が、人民を支配し酷使している。これでは国民革命も共産革命も、一体何のために行われたのかという事だ。

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