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2012年3月14日 (水)

石原慎太郎氏の講演記録

三月十一日に行われた石原慎太郎氏の講演記録は次の通り。

            ◎

「祈ることは誰にでもできる。行動しなければ駄目。哲学が説かれた聖典は仏教にしかない。哲学とは存在と時間を考えること。時間が物事の存在の形をどんどん変えていく。渡辺美智雄氏は『色即是空・空即是色』を『カラーイズスカイ・スカイイズカラー』と訳した。全ての存在=色は空である、全ての物事は変化するということ。変化するということが存在の証明。時間とは存在の写す影。

宇宙の大きさは想像を絶している。ペルーの高原に展望台がある。世界で一番空気が乾燥しているので、宇宙を観察するのに適している。あの高原に寝転がっていると、宇宙と自分が接していると実感する。そこの高原から銀河が見える。天の河のガスまで見える。存在の無限性を体感した。

私は坊主・神主・神父が大嫌い。伊勢神宮に参拝した時、神官に『もっと神道の教えを説くべきだ』と言ったら、神官は自分が神様でもないのに『神は言挙げしない』と言った。お寺に墓石を新しく建てたいと言ったら、その寺の指定する墓石屋でなければ駄目と言われた。高かった。よその墓石屋の五倍も取られた。『独禁法で取り締まれ』と言ったら、全政党が反対した。京都の坊主はいやらしい。拝観料で儲けて酒を呑んでいる。こんな風俗は外国にはない。

中国とは広島や岡山のこと。支那は支那。支那と呼んだのは孫文。ドイツもアメリカも支那と呼んでいる。私と渡部昇一氏がテレビの対談で支那という言葉を使ったら、その番組は没になった。

地球の温暖化はバカにできない。ホーキング氏は『宇宙には地球程度の文化がある惑星は二百万くらいある』と言っていた。あと十年で北極海の氷は完全に溶ける。赤道に水が集まる。

ノルウェーとギリシアとでは全く価値観が違うから、ヨーロッパとして一緒にすることはできない。陰湿なヨーロッパが世界を支配していたが、イスラムの報復が始まった。キリスト教国は勝てない。イラクからアメリカが撤退したら元の木阿弥。イラクが可哀想。イランが核を持つことに何故戦々恐々するのか。

日本は核兵器を装備すべし。そこまでいかなくても核兵器保持のシミレーションを発表すべし。三つの恫喝的国家に国境を接している日本は、じっとしているだけ。核を持たなければ世界で相手にされない。

自民党も民主党も駄目。オリンピックを完全に支配しているのは白人。その手先になっているのはかつての植民地。日本は一番大事なところか腐って来た。

体を動かさなければ駄目。桜井よしこから『輿石を落とすために山梨に応援に行ってくれ』と二回も言われたので山梨に行った。ところが当人は来なかった。象は自分の肉親の葬式をする。日本人は親が死んでもそれを隠して年金を詐取する。テレビ番組は温泉と食べ物のことばかり。政治家は保身しかない。

消費税は上げるべし。五%なんていう国は世界にない。政治家はバカでも日本人は利巧だから消費税は上げてもいいと言う。我欲をどうやって捨てさせるか。

憲法は改正では時間がかかる。破棄すべし。占領中に作られた憲法を六十年以上も持っている国は日本のみ。破棄は簡単にできる。手続きがいらない。前文は間違いだらけの日本語。

官僚はごまかす仕組みを作っている。日本国にバランスシートはない。財務諸表なし。複式簿記でなければ会社は運営できない。」

             ◎

千駄木庵主人曰く。特に憲法破棄問題、既成宗教の腐敗、地球温暖化、核武装などなどきわめて重要な問題が語られた。神道は祭祀宗教とされ、救済宗教ではないので、神官はあまり布教活動をしないという説がある。ただし、教祖・教典のある教派神道は布教活動を行う。大きな寺院は経済的に豊かだが、小さい寺院は大変なようである。

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