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2012年3月12日 (月)

この頃詠みし歌

父上の遺影に線香を供へるが朝の習ひとなりにけるかな

静かなる丘のみ寺にうから集ひ父の眠れる墓を拝ろがむ

父上の四十九日の法要をつつがなく終へて心やすらふ

大いなる仏の光に包まれてわが父よ安らかに眠りたまへよ

若き日の父に連れられ見に行きしディズニー映画の懐かしきかな

王朝の貴族の書蹟を眺めつつこの国の美しき文化をしのぶ (「古筆手鑑―国宝『見努世友』と『藻塩草』展」参観

)

聖武天皇御宸筆と言ふ墨跡を拝しつつひろらけき御心をしのぶ(

)

雪の日に桜田門を眺めつつ万延元年の天誅を思ふ(出光美術館にて)

大江戸と称する地下鉄の狭き車内 我は窮屈に座りゐるなり

日日(にちにち)のつとめを果たし生きてゆく我を守らせ天地の神

女性闘士と言ふにはあまりにしとやかな台独連盟委員長に会ふ(王明理台湾独立建国聯盟日本本府委員長の講演を聞きて)

父上の意志受け継ぎて台湾の独立目指すことの尊さ()

帰宅出来ぬ人等を締め出し自らの保身計りしJR幹部

春の雨降り続く日に霊園に来たりて経讀む声を聴きをり

新しき墓石並ぶ霊園に春の雨降れば永久の安らぎ

つひにして六十五歳となりにけり年金支給は喜びや否や

雪の朝 道を歩めばおぼつかなし たった五センチの積雪なれど

町の中で雪遊びする子供なし わが幼き日はすでに幻

大いなる禍(まが)に斃れし人々の御霊鎮めの題目の声(大東亜戦争東京大空襲第六十八回忌・東日本大震災第一周忌逮夜法要)

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