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2012年3月 8日 (木)

日本國體について

日本といふ國家には日本の長き歴史の中から生まれてきた日本独自の<立國の精神>がある。それは、日本列島の豊かな自然環境と共に生きる生活・風土の中から生成して来た。

日本民族の生活の基本は稲作であり、日本人の主食は米である。古代から現代に至るまで、稲作を中心とした農事を営む人々が、五穀の豊饒を神に祈り、豊作を神に感謝する祭祀を行って来た。

祭祀を中核とする共同體の統率者・祭り主は信仰的権威を担った。古代における祭り主を中心とする信仰的な血族関係即ち共通の祭祀と文化を持つ村落共同體が、民族共同體へと自然に発展し生成してきた國家が、日本國である。つまり、稲作文化が祭祀を生み、その祭祀の祭り主を中心とした共同體の生成が、日本國家の成立である。

天照大神をはじめとする天津神、そして大地の神である國津神、水の神、および稲穂の霊などをお祭りされ、國民の幸福と五穀の豊饒を祈られる祭り主は、天照大神の御子即ち「日の御子」として國民から崇められた。

天照大神は、太陽の神であるのみならず、天皇の御祖先神と信じられた。そして天地の神々の祭り主たる天皇を、古代日本共同體の統一と連帯の中心者と仰いだ。

これがわが「日本國體」である。わが國肇國以来の國體は、「日本は天皇を祭祀主・君主と仰ぐ祭祀國家・信仰共同体である」といふことである。これは永遠に変はらざるわが國體のである。この萬邦無比の國體を護ることが最高の道義なのである。

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