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2012年1月24日 (火)

現御神日本天皇

天皇は権力や武力で空間を制圧して國家を治められてゐるのではなく、天照大神(太陽の神)の御子としての神聖なる権威によって治められてゐる。そしてその根幹は天神地祇を祭られる<天皇の祭祀>である。

天皇は國民を統率して、國民を代表して、神様に祈り、神を祭り、神の御命令を民に傳へる役目を果たされる。ゆへに、民から仰ぎ拝すれば、天皇は地上における神の御代理即ち現御神であらせられる。      

日の神の御子として國家を統治されるといふ御自覚は、御歴代の天皇に一貫してゐる。聖徳太子は隋の煬帝に出した國書(國の元首が、その國の名をもって出す外交文書)に「日出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す、恙なきや」と記し、「日本天皇は日の神の御子である」といふ信仰を高らかにうたひあげた。

当時の先進國・隋に対して、このやうな堂々とした國書を提出したのである。支那共産政権に対して土下座外交を繰り返す今日のわが國の政治家は宜しく聖徳太子を見習ふべきである。

この聖徳太子の偉大なる御事績を拝して明らかな如く、「天皇は日の神の御子である」といふ思想は七世紀中頃、即ち大化改新以後につくりあげられたといふ説は、大きな誤りである。   

また、第一一六代・桃園天皇(江戸中期)におかせられては、

もろおみの朕(われ)をあふぐも天てらす皇御神(すめらみかみ)の光とぞ思ふ

といふ御製を詠ませられてゐる。 

昭和天皇おかせられては、昭和三十四年、『皇太子の結婚』と題されて、

あなうれし神のみ前に日の御子のいもせの契りむすぶこの朝

と詠ませられてゐる。「日の御子」とは「日の神すなはち天照大御神の御子」といふ意味である。「日嗣(ひつぎ)の御子」とも申し上げる。昭和天皇におかせられては、「天皇及び皇太子は天照大御神の生みの御子=現御神である」といふ御自覚はいささかも揺らいでをられなかったことは、この御製を拝すればあまりにも明白である。

 昭和天皇は、現御神として君臨あそばされてゐるといふ御自覚は決して失ってをられなかったのである。『昭和二十一年元旦の詔書』において昭和天皇は「人間宣言」をされたなどといふことは全くの絵空事である。

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