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2012年1月29日 (日)

この頃詠みし歌

やすらけき 世を祈ります 大君の みまつりの歌 尊とかりけり

現御神 すめらみことの みまつりに わが日の本は 永久に栄える

冬の夜の 下弦の月に 魅せられて しばし歩みを 止めて見上げる

怒りの炎 燃ゆるがままに 燃やしめよ 煩悩熾盛の わが身なりせば

やがて来る 別れの時を 思ひつつ 温かき父の 頬を撫ぜるも

意識あれば つらいよとのたまふ わが父に 為すすべもなき 我にしありけり

六十五年 共に生き来し わが父は 今やこの世を 去り行かむとす

激動の 昭和の御代を 生きて来し 父はこの世を 去り行かむとす

重篤の 父は薄目を 開きたり 孫とひ孫が 枕辺に立てば

可愛がられし 甥がさめざめ 泣きをれば 肩をさすりて なぐさめにけり

父上に 頬ずりをして とことはの 別れ告げたり 寒き夜更けに

逝きませる 父の亡骸は あはれにも 今看護師に 清められゐる

やすらぎの 時を迎へし 父上の み顔を見れば 胸迫り来る

夕刻まで 生きてゐませし わが父の 命はかなく なりて悲しき

まだ温かき 父の体に 手を当てて 永久の別れを 告げにけるかも

永久の眠りに つきたまひたる わが父の 胸に手を当てれば まだ温かし

つらいよと いふ言の葉を 幾たびか 聞きし切なさに 胸はりさける  

窓を開ければ 雪降りしきる 夜の更けに 逝きませし父を 偲び悲しむ

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