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2012年1月30日 (月)

成澤廣修文京区長への要望書

ご参考までに、最近提出した成澤廣修文京区長に対する小生の要望書を掲載します。

謹啓 貴職ますます職務にご精励の段、大慶至極に存じます。小生は、昭和二十二年にこの世に生を享けて以来、文京区に居住致して居るものであります。

さて、来る二月四日、文京区の主催により、文京区民センターにて、文京区民センター文化講演会『私の映画・私の映像』が開催されます。講演者は、篠田正浩氏であります。このことについて、貴職に対し要望及び質問を致したいと存じます。

篠田正浩氏は、昨年八月二十八日に両国の江戸東京博物館で行われた『東京新聞フォーラム よみがえる古代の大和 卑弥呼の実像』において、大要次のように語りました。「天皇の『人間宣言』によってそれまでの歴史教育は否定された。天皇は、戦後『人間宣言』をしたのだから、天皇陵を考古学研究のために発掘してもかまわない。そこから考古学が生まれる。総理大臣が四年間任期を全うせず、よく交代するのは、日本に民主主義が正しく根付いていないからだ。その原因は、古代の卑弥呼のような祭祀を行う君主がいるからだ」。

篠田正浩氏は、昭和天皇が『人間宣言』されたことにより、天皇御陵は人間の墓になったのだからどんどん発掘してもかまわない。発掘しない限り日本の考古学は生まれないと言っているのです。しかし、『昭和二十一年元旦の詔書』は決していわゆる「人間宣言」ではありません。昭和天皇は、『昭和二十一年元旦の詔書』を発せられた後も、「現御神」の御自覚を正しく継承されておられました。それは、御製を拝すれば明らかです。

また、普通一般の人の墓も、その尊厳性は保たれるべきです。考古学のためであろうと何であろうと、他人が自由に発掘して良いということはあり得ません。

まして、歴代天皇の御陵は、神聖なる日本天皇の御神霊が鎮まりましているのです。その尊厳性・不可侵性は厳しく保たれるべきです。それと考古学の発達とは無関係です。  

篠田正浩氏は、「日本天皇の神聖性」を正しく理解していないし、亡くなった方の御霊そして墓所の尊厳性も正しく理解していないからから、このような暴言を吐くのです。

また、日本の政治が混乱しているのは、最近の政治家が無能だからです。内閣制度発足以来、長期にわたって政権を保った総理は多数います。総理大臣が四年間任期を全うせずコロコロ変わるのは最近になってからです。それを、上に天皇がおわしますことが原因などと言うのは全く見当違いの発言です。

上に、天皇がおわしますからこそ、今日のように、いくら政治が混乱しても、国難に見舞われても、国家の統一と安定が基本的に保たれているのです。それはわが国の歴史を通観すれば火を見るよりも明らかです。天皇の御存在こそが、日本国永遠の隆昌の基です。

篠田正浩氏は、かつて、『スパイ・ゾルゲ』をという映画を製作しましたが、その映画では、謀略を用いて日本を戦争に追いこんだ旧ソ連のスパイ・ゾルゲと尾崎秀実を、「コミニズムを信奉し平和を願った進歩的文化人」であり「國際共産革命の理想に燃えてソ連のためにスパイ活動を行ない、『社会主義の祖國=ソ連』を守るために『侵略國家・日本』の「國家機密」をソ連に通牒し、遂に日本の官憲に逮捕され拷問され処刑された英雄のように描いていました。

大東亜戦争・第二次欧州大戦の結果も、最も利益を獲得したのはソ連でありました。アジアにおいてもヨーロッパにおいてもソ連は、その勢力範囲を飛躍的に拡大しました。そのための謀略をわが國において行なったのがリヒャルト・ゾルゲであり、尾崎秀實であります。

「ゾルゲと尾崎は反戦平和の英雄」といふの嘘八百、全くの虚構をテーマした映画を製作した人物が篠田正浩氏であります。

このような人物を、文京区が主催する講演会の講師に招いたことは全く理解に苦しみます。

そこで、貴職に対し、篠田正浩氏を何故講演者に選定したのか、その経緯と理由を明らかにしていただきたく存じます。

また、文京区主催の講演会の「講演者選定基準」はどのようなものであるのか明らかにしていただきたく存じます。

公務ご多忙の折、まことに恐縮でありますが、何卒宜しくご高配のほど、伏してお願い申し上げます。

                         謹白

平成二十四年一月二十五日

           四宮政治文化研究所代表・四宮正貴

文京区長・成澤廣修殿

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