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2011年12月14日 (水)

日本傳統信仰について

わが國は、日本傳統信仰を基盤にして様々の文化・芸術を花咲かせてきた。その文化芸術は今や、世界的に高く尊い価値を持っている。日本が世界に貢献できるのは、決して経済だけではない。むしろ文化芸術そしてその基盤である日本傳統信仰が今後の世界に大きな貢献をすると信じる。

日本國體は、神話の精神がその淵源である。神話の再興が現代の救済である。日本天皇は、神話時代からの傳統を継承され、實際に今日唯今も神話時代以来の祭祀を行われている。「天皇の祭祀」は、今に生きる神話である。天皇は、これからの日本と世界の真の平和と再生にとってまことに大切な御存在である。

日本伝統信仰即ち神道は、自然の命と祖先の霊を崇める精神がその根幹であり全てである。それは日本民族の実際生活から生まれて来た信仰である。特定の預言者や絶対神の代理人と称する人が説き始めた教条・教義に基づく信仰ではない。ここが神道と教団宗教との根本的相違である。つまり、わが国伝統信仰=神道はまことに大らかにして包容力旺盛な信仰なのである。

だからこそ、わが国伝統信仰の祭り主であらせられる日本天皇は、仏教や儒教をも尊ばれた。わが国において仏教典を講義され、仏教寺院を建立されたのは、聖徳太子であられる。聖武天皇は、日本仏教の中心寺院として東大寺を建立され、さらに全国に国分寺・国分尼寺を建立された。わが国において仏教は、皇室を通して広まったと言っていいのである。そして日本伝統信仰は外来仏教や儒教を大らかに融合してきた。

わが民族は、今日の混迷も必ずこれを打開して正しき日本の姿を回復するに違いない。しかしそのためには、歴史を回顧して明らかな如く、真に国家の伝統精神を継承する者たちの必死の努力精進が必要である。

わが国の麗しい山河、かけがえのない道統を重んじ、日本の伝統的な文化を大切なものとする姿勢を取り戻し、祖国日本への限り無い愛と、国民同胞意識を回復しなければならない。

「傳統精神」「國體精神」「神話の精神」というものは、急速な科学の進歩と世界の統合化やグローバル化によって人類の中に吸収されて消滅することはあり得ない。歴史的に形成されてきた傳統精神は永遠に生き続ける。天皇がその体現者であられる日本傳統精神が現代の危機を打開し将来の日本及びアジアそして地球の救済の力となり得る。

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