« 今日開かれた講演会で印象に残った話 | トップページ | 千駄木庵日乗十二月九日 »

2011年12月 9日 (金)

わが国は何故米英に宣戦を布告したのか

 わが国は何故米英に宣戦を布告したのか。それは米英本国に日本が攻め入り、彼の国を占領支配せんとしたためではない。米英が百年来、東亜諸国諸民族を侵略支配してゐる状況を掃攘するために宣戦を布告したである。即ち、明治維新の攘夷の戦ひをアジア的規模で遂行せんとしたのである。

 一四九二年にコロンブスがアメリカ大陸を発見し、一四九七年にヴァスコ・ダ・ガマが喜望峰を廻って以来、ヨーロッパ諸國=白色人種によるアジア侵略・植民地化は休みなく進み、十九世紀には、トルコから支那大陸に至るまで、アジアのほぼ全体が、欧米諸國の植民地支配下にあった。

十九世紀半ばになると、わが國にも、西からはアメリカ、北からはロシア、西からはイギリスといふやうに西欧列強の侵略の手はひしひしと迫ってゐた。日本もやがて植民地化の運命を辿ると思はれた。

しかし、われわれの父祖は、さうした外圧のさなかにあって、大変革を断行して國内体制を整へ、民族の独立を維持した。それが明治維新である。明治維新は、西欧列強の日本侵略の危機と徳川幕府の皇室軽視・封建支配といふ内憂外患を打開するため「尊皇攘夷」を基本理念として断行された大変革であった。

わが国は、明治維新断行以後、憲法を公布し、議会を開設し、近代国家への道を歩んだ。「富国強兵・殖産興業」を合言葉にして、軍事面経済面でも大発展を遂げた。

日露戦争の勝利は、米英をはじめとした西欧列・白色人種に虐げられてゐたアジア・アフリカなどの有色人種に大きな希望をもたらした。アジアの中でよく独立を維持しさらに近代化を遂げ、発展した唯一の国である日本は、欧米列強の植民地支配からアジア諸国諸民族を守る大きな盾となったのである。

アメリカは日本の強大化を恐れ、日露戦争直後の明治三十七年に、対日戦争計画たる『オレンジ計画』を立てた。アメリカといふ國は、開拓精神にも得た人々によって建国されたといはれてゐるが、この『開拓精神』とは他人の土地に入って行ってそこを占拠し自分たちのものにするといふことである。北米大陸そのものがもともと先住民族(いはゆるインディアン)のものだったのである。そしてハワイ・グァム・フィリッピンと西に進み、シナ大陸に入り込もうとした。ところが、その前に立ちはだかったのが日本だったのである。その日本を打ち砕くために米英は日本に戦争を仕掛けて来たのである。

|

« 今日開かれた講演会で印象に残った話 | トップページ | 千駄木庵日乗十二月九日 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121949/53438066

この記事へのトラックバック一覧です: わが国は何故米英に宣戦を布告したのか:

« 今日開かれた講演会で印象に残った話 | トップページ | 千駄木庵日乗十二月九日 »