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2011年12月17日 (土)

『アジア問題懇話会』における小田村四郎拓殖大学前総長の講演

十二月十二日に開かれた『アジア問題懇話会』における小田村四郎拓殖大学前総長の講演内容は次の通り。

「台湾人は一貫して日本が好き。交流協会が昨年行った世論調査で五十七%の人が、日本が一番好きだと答えた。中国は三%だった。日本に親しみを感じるという人は六十五%。東日本大震災で台湾は真っ先に救助隊派遣を申し入れた。三月十四日に到着した。台湾からの義捐金は二百億円を超えている。管内閣は七カ国に感謝公告を出したが、台湾はオミット。十二月の初め、山谷えり子さんが団長になって台湾の援助に対する感謝のフェスティバルを行なった。しかし、日本政府としてはしていない。

二・二八事件で、台湾人のインテリ階層が裁判なしで大量処刑された。これが台湾人にとって恨みになり、日本統治時代の方が良かったと思っている。台湾統治は韓国統治とはそれほど違いはなかった。しかし朝鮮半島には反日的空気が瀰漫している。台湾は国民党政権が反日教育を行ったが、日本時代を懐かしむ人が多くいた。台湾と朝鮮は国民性に違いがある。朝鮮には小中華意識があり、日本に対する蔑視があった。台湾にはそれがない。

『下関条約』で台湾を割譲した後、李鴻章は『日本は台湾の取り扱いに困る』とうそぶいていた。後藤新平たちの努力によってインフラが整い、近代台湾化できた。台湾人は大陸民族ではなく海洋民族とみなしていいのではないか。

大東亜戦争における台湾人の協力献身は大変なものだった。三万柱が戦死した。二万八千柱が靖国神社に祀られている。

日本は台湾を中華民国に返還したと一部で言われているが、大間違い。『サンフランシスコ講和条約』には『台湾を放棄する』と書かれているだけ。

クリントン国務長官のミャンマー訪問は、中国への牽制。アメリカは中国の海洋進出に警戒感を抱いている。台湾が中国の一部になると、南シナ海の制海権は中国が握る。南支那海を失うと日本のシーレーンが失われる。台湾はわが国の存立・独立にとって非常に重要。日台は運命共同体。中国の平和統一工作に台湾が抵抗できるか心配。馬英九政権になって急速に中国接近した。経済的に併呑される可能性もある。

日本の政治家・政府首脳に親中派が非常に多い。戦後の歴史教育で『明治以来日本は侵略を行なってきた』という教育を受けている。中国に対する贖罪意識を持っている。尖閣事件の時、何故、検察は抵抗しなかったのか不思議。日本は独立国家と言う気概がなくなっている。教育を直さなければ駄目。反日国家に融和的で親日国家に冷たいのが日本。インドや台湾に冷たく、中国や韓国に遠慮している」。

出席していた台湾人学者が次のように述べた。「台湾近代化に日本統治はプラスになった。台湾人は心から感謝している。台湾人は親日的であっても片思い。台湾人は日本に冷たくされてがっかりしているところがある。日本政府は待湾に冷たい。日本はアメリカのように『台湾関係法』のようなものを作るべきだ。」と語った。

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