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2011年12月16日 (金)

この頃詠みし歌

乳母車に乗りし幼児の清らけき瞳(ひとみ)見れば心和むも

幼な児のごとくになれば天国に入ること叶ふといふを信ぜん

高輪の泉岳寺の墓所 香煙の昇りて止まず忠義尊し

諏訪の神まつれる宮は一面に落ち葉散り敷き師走なりけり

ひたすらに祈りたる後の日の光われをつつめば生きる喜び

迷ひ心消え去りゆかば晴れやかな心となりて青空仰ぐ

歌を詠み日記をつけて一日の終はりとなさん静かなる夜

足腰を強く保たんと願ひつつ朝の掃除を念入りにする

家出でて師走の街を歩み行く気ぜはしき思ひに駆られる如く

昇り来し朱色の満月眺めつつ電車待ちをれば心浮き立つ

朗々と天津祝詞を唱へつつ今日のひと日の幸を祈らん

欠けてゆく満月仰ぐ師走の夜 近所の人と声をあげつつ(皆既月食)

未整理の新聞雑誌の山見つつ今年も暮れて行くを惜しむも

満員の電車の中で語り合ふ若者たちの逞しき声

靖国のみやしろの公孫樹は黄金色に輝きてをり十二月八日

散り果てし公孫樹葉の上を歩み行く 冬来たりたる靖国の宮

ひび割れの痛みに耐へつつ雑巾をしぼりて部屋を清めんとする

拘束されし父の腕(かひな)をさすりつつ苦しみ少なかれとただ祈りゐる

延命とは延苦なりとの医師の言葉今さらにして身にしみるなり

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