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2011年12月 3日 (土)

いわゆる『皇室批判』について

近年、國體護持・皇室尊崇の念を持つ人々による、皇室・皇族に対する「諫言・批判・苦言」が雑誌新聞などに発表される以前より多くなった。天皇・皇室を仰慕し、国の将来を案ずる憂国の思いからの切言であろうから、これを反國體勢力の皇室批判と同列に論ずることはできない。

尊皇愛国の精神が篤い人は、天皇皇后両陛下・皇太子殿下同妃殿下が「自分たちの抱く天皇・皇族の理想像」あるいは「天皇・皇族にはこうあっていただきたいという思い」と異なる御発言や御行動をされた時、批判の思いを抱くことがある。心の中でそういう思いを抱くことはあるいはやむを得ぬことかも知れない。

 しかし、天皇皇后両陛下をはじめ皇太子同妃両殿下などの皇族方の御行動・御発言に対し奉り、雑誌新聞などで色々と批判し苦言を申し上げることは如何なものであろうか。何か他の方法にて、諫言申し上げるべきではなかろうか。

日々神を祭り、国家国民そして世界の平和と幸福を祈っておられる天皇は、最高に尊い御存在である。生きたもう神であらせられる。天皇陛下以上に国家・国民を思い、その幸福安泰を神に祈られている御方はいないのである。

そういう尊貴なるお方に対し奉り、いかなる憂国の士・学識のある愛国者といえども、自分の考え方や、ものの見方や、思想・理論を押し付ける資格はない。天皇・皇族のご意志ご行動が、自分たちの抱く理想像や自分たちの抱く國體思想と異なっているからと言って、天皇・皇族をあからさまに雑誌新聞などで批判するのは慎むべきである。

とくに、皇位継承や皇室典範改定など皇室にかかわる重要な御事については、臣下・国民が真摯に議論し、その結論を天皇陛下に申し上げることは許されても、ます以て天皇陛下の大御心に沿い奉るのが臣下・国民としての姿勢である。

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