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2011年11月15日 (火)

谷口雅宣と徳川家光

NHKの大河ドラマで、徳川が豊臣を滅ぼす状況が描かれていた。家康の狡さ・残酷さ・非情さが強調されていた。史実はどうだったのかは色々な説がある。しかし、家康が色々な言いがかりをつけて淀君と秀頼を追い詰めていったことは確かである。

ところが、徳川内部もこの後色々なことが起こる。三代将軍になる徳川家光と弟の徳川忠長の確執である。忠長は家光によって切腹に追い込まれた。悲惨な話である。家光は「生まれながらの将軍」とされ、臣下にも恵まれ、徳川幕藩体制を盤石の体制にしたと評価されている。しかし自分の地位を脅かすものに対しては、たとえ自分の弟でも、無慈悲に粛清した。

色々な組織において三代目というのは、実に大切である。

「売家と唐様で書く三代目」という川柳がある。創業者が苦労して築き上げた家業を二代目が引継ぎ,苦労を知らぬ三代目が 本業を放ったらかしにして習い事にうつつを抜かし,とうとう家が傾いて売りに出す羽目になったという意味だという。「唐様」とは字体の意味で そのような字がかけるぐらい教養がある、即ち親のお蔭で教育が充分受けられたということを皮肉っているという。逆に言うと、三代目がしっかりしていればその組織はより一層発展するということである。

徳川幕府は、三代目がしっかりしていたので、その後も長く続いたということであろうか。そう言えば、創価学会も三代目の池田大作の時代に大発展を遂げた。他にも三代目がその組織を発展させた組織がある。

何故こんなことを書くかというと、生長の家という宗教団体は、三代目の谷口雅宣によって累卵の危機を迎えているからである。雅宣は、創始者の説いた國體論・大東亜戦争論を隠蔽し、教団そのものを変質させてしまった。創始者の時代からの多くの幹部や信徒が離反している。そして雅宣氏による教義の隠ぺいや教団運営の在り方を批判している。その結果、根本教典たる谷口雅春氏著『生命の實相』『甘露の法雨』も教団直属の出版社から出すことが出来なくなるという危機を迎えている。そればかりではなく、谷口雅宣は徳川家光の悪いところだけはよく似ていて、自分の姉や弟たちを教団から事実上追放した。

生長の家という愛国教団が三代目の不行跡によって衰退していくのは誠に残念である。しかし、谷口雅春氏の遺志を継承する人々によって新たなる動きが起こってきつつある。

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