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2011年11月 6日 (日)

『呉竹会アジアフォーラム』における西部邁氏の講演・その一

『呉竹会アジアフォーラム』における西部邁氏の講演内容は次の通り。

「TPPはろくでなしのやること。そういう政権を選んだのは日本人。構造改革は九十年代に始まっている。アメリカ的自由主義を持ち込んだ集大成がTPP。

原発事故は、技術の限界を示した。技術立国こそ日本の生きる道と言ったことを反省すべし。

この世にはコントロールしきれないこと、不条理なことが起こり得る。危機管理という言葉がまことしやかに何十年もの間使われてきた。クライシスとは人間の能力では乗り越えられない危機のこと。これを管理するとは何事か。自分たちに万能の能力があると錯覚している。リスクとクライシスの違いすら知らない。確率的に予測できるリスクを危険と呼ぶ。

何もかもガラガラと変えてそれを促進するのが構造改革。そういう時代に未来を予測するのは詐欺。確率的に予測できないことを予測できるとするのは詐欺。クライシスとはマネージできないことを言う。マネージとは技術的に管理できることを言う。

未来の危機が確実に個人・国家・世界に現れる。危機の範囲が広がる。人間はなにがしかの組織を作ってしかクライシスに対応できない。構造改革とは国民組織・ナショナルオーガリゼーションをトータルで破壊すること。国民と言わずに市民と言うと主張する政治家が現れた。経験と創造の母体は日本という国家。歴史は危機の連続であった。『あの時はああやったのでうまくいった』という大まかな想像において教訓を与えてくれる。伝統の本質とは国家の危機を打開してくれる貯蔵庫、そこに危機を乗り越えてきたヒントあるはずだということを意味している。

イラン・アフガンへのアメリカの侵略で、五万、十万の人が死んだのに日本人は何一つ騒いでいない。日本は六十六年間以上アメリカの奴隷。

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