« 千駄木庵日乗十一月十五日 | トップページ | 千駄木庵日乗十一月十六日 »

2011年11月16日 (水)

この頃詠みし歌

秋の雲 真青き空に美しく白き色彩で描かれてをり

形変へ流れゆく雲を眺めつつ老いたる母は喜びてゐる

天津風吹きわたりゐて秋の日の白雲は動く空の果てへと

久しぶりにカツカレーを食し喜べり學生街の小さき洋食店

老コックが作りくれたるカツカレー美しき乙女が我に差し出す

満月がただよふ雲を照らしゐる姿を見れば心やすらふ

政党も政府も頼りなけれども國難乗り越え民は生きゆく

荷風散人歩みし道は今もなほ静かなりけり藪下通り

健やかに日々を過ごすを感謝して如意輪観世音に経誦するるかな

我の後を付き来る女性の鋭き眼 皇居東御苑を散歩する時()

苑を出ればその女性の姿なし公務員なりしかと思ひ微笑す()

友どちと萬葉の歌を學びゐる秋の夕べは楽しかりけり

秋雨は冷たかりけりバスを待つ我を濡らして降り止まぬなり

等伯の描きし虎は愛らしき猫のごとくに見ゆるおかしさ

老いませしすめらみことのみ姿をテレビにて仰ぎ涙さしぐむ

兎の肉食して心しをれたりその愛らしき姿浮かびて

馬も豚も牛も食すに兎食し心しをれることの不思議さ

憎々しげな家康の役を演じゐる北大路欣也をテレビにて見る

友が開きし小さき酒場で友どちと語り合ひたり二の酉の日に

|

« 千駄木庵日乗十一月十五日 | トップページ | 千駄木庵日乗十一月十六日 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121949/53255828

この記事へのトラックバック一覧です: この頃詠みし歌:

« 千駄木庵日乗十一月十五日 | トップページ | 千駄木庵日乗十一月十六日 »