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2011年11月17日 (木)

新嘗祭について

新嘗祭とは、新穀をまず神前に捧げてお祭りし感謝の報告をした上で、これを神よりの賜りものとして食する祭儀である。単なる収穫感謝ではなく、神のみたま・生命力を身に體して生命を養い強化する祭儀である。

宮中においては、毎年陰暦十一月中の卯の日に行はれると承る。その年の新穀を諸神に供へ、天皇ご自身も食されると承る。

「天孫降臨の神話」を拝して明らかなように、日本の神の最高のご命令は「稲穂を實らせよ」といふことである。天つ神は皇孫・邇邇藝命に稲穂をお持たせになって天降らしめられた。しかもその稲穂は、天照大神が御自ら高天原で収穫された「斎庭の稲穂」である。だから、祭祀には稲穂を實らせたことをご報告する意味で、必ず「稲穂」を神に献上するのである。

高天原の稲を地上に移し植えて日本國を「豊葦原の瑞穂の國」とするのが、天皇のご使命であり日本民族の使命であるといふことである。

これは、わが國の稲作(稲の種・水田・農耕技術)が天来のものであることを示している。神々の米作りの手振り・くらしを、地上に生きる人々が神習ふといふ信仰である。神々の理想を地上において實現することである。その中心者が天照大神の「生みの子」であらせられる天皇なのである。

つまり、天皇は神意現成の中心者である。「高天原を地上に」「今を神代に」というのがわが國の國家理想である。こんなすばらしい國は世界に日本しかない。日本国は言葉の真の意味において「平和国家」である。これを萬邦無比の國體という。

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