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2011年10月 9日 (日)

牧口常三郎創価学会初代会長の「天皇観」「国家観」について

青年思想研究会の『しのぶ会』の帰途、信濃町駅前の博文堂という書店に寄った。創価学会系の書店で、学界関係の出版物が多く売られていた。『国家主義と闘った牧口常三郎』という文庫本を購入した。牧口常三郎創価学会初代会長の「国家論」「天皇論」について色々書かれている。

日蓮上人は、『高橋入道殿御返事』で「日本國の王となる人は天照太神の御魂の入りかはらせ給ふ王なり」と論じている。

日蓮上人は、天照大神の御神靈は、天皇の御魂と一体であるというわが國の伝統的な<現御神信仰>を保持していたのである。

創價學會初代會長牧口常三郎氏は、この日蓮の<現御神信仰>を継承し、『大善生活実証録』という昭和十七年発行の書物で「吾々は日本國民として無条件で敬神崇祖しているのである。しかし解釈が異なるのである。神社は感謝の対象であって、祈願の対象ではない。吾々が靖國神社へ参拝するのは『よくぞ國家の為に働いて下さった、有り難うございます』といふお礼、感謝の心を現はすのであって…天照大神に対し奉っても同様で、心から感謝し奉るのである。独り天照大神ばかりにあらせられず、神武以来御代々の天皇様にも、感謝し奉ってゐるである。万世一系の御皇室は一元的であって 今上陛下こそ現人神であらせられる。…吾々は現人神であらせられる天皇に帰一し奉ることによって、ほんとうに敬神崇祖することができると確信するのである。」と論じている。

創価学会が「日蓮大聖人直結・御書根本」と言うのなら、日蓮上人および牧口常三郎氏の國體観・天皇信仰・神祇信仰に回帰すべきである。そして靖國神社総理公式参拝反対・國家護持反対の姿勢を改めるべきである。

今日の創価学会は、「大東亜戦争は侵略戦争だった」「創価学会は戦争に反対して弾圧された反戦平和団体だ」と盛んに宣伝している。ところが、戸田城聖二代会長は昭和十八年に出した会員への通諜で、「時局下、決戦体制の秋、創價教育學會には益々盡忠報國の念を強め會員一同各職域においてその誠心を致し信心を強固に鬼畜米英打倒の日まで戦い抜かんことを切望す」と述べている。またこの通牒には「学会の精神たる天皇中心主義の原理を会得し、誤りなき指導をなすこと」と指導した。

また、昭和十七年十一月二十二日に行われた創価教育学会の第五回総会では、「午前十時宮城遥拝」「軍歌高唱」「牧口會長の発声にて聖寿萬歳三唱」などと共に、本間直四郎理事は、「大東亜戦争も一周年に垂んとして、陛下の御稜威の下、我が陸海軍将兵が緒戦以来、赫赫たる戦果を挙げている事は、吾等の衷心より感激に堪えない次第である」と演説し、西川という理事は閉會の辞で、「いまや、皇國日本は……赫赫たる戦果を挙げ、真に聖戦の目的を完遂せんとして老若男女を問はず、第一線に立つ者も、銃後に在る者も、戦場精神によって一丸となり、只管に目的達成に邁進しつゝある……」と述べたと記されている。

つまり、「戦時下の創價学会が大東亜戦争に反対したために弾圧された」という今日の創価学会の主張は事実に反するのである。牧口・戸田両氏の指導下にあった戦時中の創価学会は、大東亜戦争の意義を積極的に肯定しその勝利を祈念していたのである。それは日本國民として当然の態度であった。

こうしたことについて今日購入した『国家主義と戦った牧口常三郎』という本はどう論じいいるのか、これからゆっくり調べてみたい。

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