« 千駄木庵日乗十月三日 | トップページ | 千駄木庵日乗十月四日 »

2011年10月 4日 (火)

『心に心、心許すな』

最近は、何が正しくて何が間違っているかという価値判断の基準が無くなっているように思う。政治・宗教・文化・経済などあらゆる面でそうなっているようだ。

この人はまともだろうと思っていた人が、とんでもないことをやったり言いだしたりする。それも相当の経験を積み、知識のある人なのだから困ってしまう。

私は、相当短気だし、怒りっぽい性格だと自分でも反省する。しかし、あまりにも常識外れというか、ひどい事をする人が多い。外出して家に帰るまで、一回や二回は腹が立つことがある。私の性格がおかしいからなのだろうか。電車の中で老人が立っていても席を譲らない若者、平気で長い脚を組んでいる人を見て腹を立てていたら、腹を立てるために電車に乗っているようなものになる。

「見ざる・言わざる・聞かざる」が一番いい処世法なのだろうが、今日の看護師のように、実の父親それも入院生活を送り、病に苦しむ父親に関することでは、そんなことは言っていられない。

私も六十四歳である。人格完成などということは夢物語としても、「心こそ心惑わす心なれ。心に心、心許すな」という言葉をかみしめている。

|

« 千駄木庵日乗十月三日 | トップページ | 千駄木庵日乗十月四日 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121949/52903493

この記事へのトラックバック一覧です: 『心に心、心許すな』:

« 千駄木庵日乗十月三日 | トップページ | 千駄木庵日乗十月四日 »