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2011年9月17日 (土)

小林節慶応義塾大学教授の講演内容

九月十三日に行われた「一水会フォーラム」における小林節慶応義塾大学教授の講演内容は次の通り。

「憲法を専攻してきた者から見ると、今の日本には政治が存在しない。国家として決断できない。政治から責任を取ろうというシグナルがない。

日本がアメリカと手を切ったら、中国だけでなく、韓国・北朝鮮すら出て来る。中国は、『卑弥呼の時代は日本の中国の属国だった』と言い出す。

千島は日本列島の一部。日本は放棄していない。竹島は、李承晩が暴力的に占拠しただけのこと。尖閣もわが国の領土であることは歴史的事実。日本が国家としての意志・能力を持たなくなって問題が出て来ている。

役人・政治家・経済学者は意外と馬鹿な人々。この国がどんどん崩れてしまっているのは事実。東日本大震災の時、総理の取るべき立場は、日付の無い辞表を書いて、国民に見せることだった。野党第一党の代表に、公開の場で辞表を渡す。『逃げません』という意思表示。役人は、法律と上役の指示と先例と予算がないと動かない。総理は役人に『刑事犯罪ではない限り何でもやってくれ。行き過ぎがあったら私が責任を取る』と言えば良かった。男らしい政治家が育たないのが日本の風土。

『憲法』に非常事態に関する事項がない。だから有事法制を作ると『違憲』と言われる。『憲法』の前文がおかしい。尖閣事件を起こした中国人や金正日を見れば『平和を愛する諸国民』ではないことが分かる。拉致事件では、日本の統治権がズブズブに侵された。

今の『憲法』ではリーダーシップが生まれるのは困難。地方分権を美化しているが、江戸時代は三百諸侯が国を作ったのではない。天皇を中心に統一した国。

憲法上根拠のない地方主権は見直すべし。海は一番簡単な渡り廊下になった。私は議院内閣制ではリーダーシップが生まれないと批判しただけ。大統領制には反対。首相公選制も反対。全国で一人を選ぶとカリスマ性が生まれるので、天皇制と矛盾する。日本を束ねるには、天皇制が向いている。青島・ノックのような変な芸能人が大統領になる可能性がある。元首は天皇。党首が替わったら必ず総選挙をするのが良い。

日本は改憲規定が一番厳しい国ではない。アメリカは五十州の四分の三の決議がなければ改憲出来ない。

自民党の党是は改憲。民主党も過半数が第二自民党。この二つが合体すると三分の二は超える。枝野氏も改憲論議で私と意見がかみ合う。今の憲法では国家運営のマニュアルとして立ち行かぬ。今の憲法の良きものは残し、そこに日本の魂をぶち込んだ憲法を作る。

『六法全書』が残り、国が滅び女房子供が殺されるのでは駄目。法の不備・政府の無能・外敵の侵略に対しては、持てるあらゆる手段を用いて抵抗すべし。憲法は時代の産物。

天皇には政治責任の行かない地位にいていただくことが大事。天皇は神々しい象徴的存在。国軍を持つことになれば、軍の最高指揮官は、天皇の親任を受け、将官は、天皇の認証を受ける。

国家としての自立的意思の形成ができない状態の今の日本が、アメリカと手を切るのは無理。アメリカ人の行動様式にない日本軍兵士の戦い方にアメリカは驚いた。おびただしい戦死者と精神異常の兵士を作った。そして原爆を使った。今のアメリカは『九条』を改正して日本にアメリカと共に戦ってほしいと思っている。

『砂利を入れさせろ、人夫を入れさせろ、みかじめ料を払え』というのは違法行為。そういう人たちが存在しドンパチするのは正しい社会の在り方ではない。指定暴力団と言われる人々に任侠道はあるのでしょうか。麻薬・債権取り立て・弁護士法違反などが事実として重なった。暴力団対策は否定されるべきではない」。

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