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2011年9月26日 (月)

多田恵亜細亜大学講師の台湾問題に関する講演

九月二十四日に行われた『第十六回日本の心を学ぶ会』における多田恵亜細亜大学講師の講演は次の通り、

「台湾を通じて支那の事が分かる。僕自身、台湾語の研究をしている中で、『民族』とは、『中国』とは、『日本とは』何かということを考えさせられた。

台湾は一八九五年から四五年まで日本の領土だった。法的には、『サンフランシスコ講和条約』発効まで日本領。しかし日本は占領下にあり主権を行使できなかった。『講和条約』で日本は台湾を放棄したことになった。しかし、中華民国に渡すとは言っていない。何故、中華民国と名乗る政府が台湾にいるのかが問題。

二・二八事件が勃発したが、日本ではあまり紹介されなかった。民主化までは台湾社会の中でもあまり語られにくい状態だった。一九四九年、蒋介石は支那から追い出された。それまで日本風の秩序が作り上げられていたのに、戦後蒋介石によってずたずたにされた。治安が悪くなった。家の窓に鉄格子が付けられるようになった。台湾人は、中華民国軍が台湾に来た時に歓迎した。日本時代、日本人が台湾人を蔑視し不公平に扱いをしたことに反発していた台湾人もいた。

中国国民党の資金は日本の資産を接収したもの。しかも台湾の秩序を破壊した。だから日本人より中国人の方が悪いとして立ち上がったのが二・二八事件。大陸から援軍が来て弾圧された。日本的思想を持っていたエリートばかり三万人の人たちが殺された。台湾人は凶暴な支那人に長い間押さえつけられた。

中国には信頼できる社会はない。支那人は政府を信用しない。人間関係の在り方が、日本と中国では違う。台湾人は自分たちが支那人ではないことが分かった。

民族にとって記憶と歴史と文化が大事。共産主義社会は記憶を変えることをしている。自分が台湾人と思っている人たちは、支那人を信用しない。国民党のやり方はソ連共産党と同じ。国民党に入っていないと昇進できない。洗脳を受けた。国民党に反感を持つようになる歴史を教えない。学校には、陳水扁の肖像は架けられなかった。李登輝総統時代の事は学校では教えない。

東日本大震災の義捐金は、馬英九政権が集めたのではない。馬英九は義捐金集めを止めたかったが、止められなかった。

台湾には、日本人と一緒に社会を建設した人々の子孫と、戦後台湾を強圧的に支配した人々の子孫がいる。

来年一月に総統選挙がある。選挙の一週間後が旧暦の正月。地方の人に野党支持者が多い。多くの人々が地方から台北に働きに来ている。旧暦の正月にみんな帰郷する。その一週間後にまた帰郷して選挙に参加するだろうか。あくどいやり方。国会議員の選挙を総統選と同じ日にやる。買収がしやすい」。

         ○

台湾が、「中華人民共和国台湾省」になることは何としても食い止めねばならない。そのためには、日本が共産支那に対して毅然とした姿勢で臨まねばならない。そして台湾の強力な同盟国でなければならない。しかるに、わが国は、自民党政権時代から、共産支那に軟弱姿勢を取り続け、台湾に対して強力なる支援を行っていない。

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