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2011年9月 6日 (火)

『黄文雄さん「哲人政治家李登輝の原点」出版記念会』における登壇者の発言

『黄文雄さん「哲人政治家李登輝の原点」出版記念会』における登壇者の印象に残った発言は次の通り。

安倍晋三元総理「自民党青年局長の時、訪台して当時の李登輝総統にお会いした。素晴らしい政治家にお会いしてメロメロになった。当時の若い政治家は李登輝ファンになって、その後生長していった。日本は金美齢・黄文雄という二人の愛国者を獲得した。野田新総理は、正しい歴史観を持っているらしいが、自分に信念に従ってどういうことを実行するかにによって評価される。日本と台湾とアメリカが手を結ぶことがアジアの平和の基礎」。

田久保忠衛氏「伊藤潔氏(故人)の御縁で李登輝氏にインタビューすることができた。黄文雄氏の著書は李登輝氏を総合的に評論した初めての本。デカルト、カント、西田幾多郎の哲学が李登輝氏の心情につまっている」。

金美齢さん「黄文雄は台湾独立連盟の最も若い同志だった。機関紙『台湾青年』に載せる論文を周英明や宗像隆幸が指導した。努力と精進を重ねた。日台のために頑張った。見事に化けた。良くやった。立派だ」。

小池百合子さん「台湾くらい日本を思って下さる国が何処にあるか。東日本大震災で台湾は大変な救援をしてくれた。それに対する日本政府の対応に憤りを感じる。自民党は感謝の盾を台湾に贈った。そして入院されていた李登輝先生にお会いした。この二年間は人災政権だった」。

黄文雄氏「世の中は変わった。活字文化はネット文化に移りつつある。書いたものを出版できない場合が多い。ワックの鈴木隆一社長に感謝しなければならない。日中比較文明の本も出してくれた」。

小田村四郎氏が乾杯の音頭を行った。開宴後も、何人かの方が祝辞を述べられたが、残念ながらメモをとることができなかった。

            ○

黄文雄氏とは、長いお付き合いをさせていただいている。昭和四十年代前半、当時厚生年金会館で開かれていた『二・二八革命記念集会』でお目にかかったのが最初である。大変博識な方で、数え切れないほどの著書を出しておられる。金美齢さんが言ったように、台湾独立連盟の幹部の方は日本の大学の教授などになられた方が多いのに、黄文雄氏はなられなかった。しかし今日、評論家・学者として大活躍をされている。

今の日本に、哲人政治家と言われる人がいるだろうか。残念ながらペテン師はいても哲人は存在しない。李登輝氏は日本人以上に日本精神・日本的感覚を保持しておられる方である。

儒教では独裁者・皇帝の地位を失うということは、天命を失ったということであり、すなわち「賊」になるのだ。儒教国家韓国は、権力を失った大統領は、監獄に入れられるか、海外に逃亡するか、自殺する。

国民党政権は、陳水扁氏を獄に送り、最近は何と李登輝氏を起訴し、獄に送ろうとしている。如何にも支那人権力者のやりそうなことである。台湾も、国民党によって、韓国に似た国にならされようとしている。

馬英九は台北市長選挙の時、李登輝氏の応援を受けて当選したのに、李登輝氏に対してかかる仕打ちをするのだ。まさに恩を仇でかえす鬼畜の所業である。断じて許し難い。

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黄文雄氏

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安倍晋三氏

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田久保忠衛氏

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