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2011年8月14日 (日)

ロンドンの印象

ロンドンで暴動が起こったが、ロンドンには一回だけ行ったことがある。今から十数年前のこと。ツアーに参加したのだが、新婚夫婦とフルムーン夫婦ばかりの団体の中に私一人が参加した。何とも居心地が悪かったが、美人添乗員さんに親切にしていただいたので嬉しかった。

パリ・ローマ・ロンドンに三都市を周ったのであるが、一口で言えば、ロンドンが、一番雰囲気が暗かった。料理もあまりおいしくなかった。フランス料理・イタリア料理というのはあるがイギリス料理というのはあまり聞いたことがない。

ロンドン塔は要塞のような建物で、窓が余り大きくない。ここでは国王暗殺事件が起こったり、処刑場・牢獄だったりした。ヘンリー八世の王妃二人が男の子を産まなかった罪や姦通罪で処刑されたという。だから幽霊が出るという。

ウィンザー城は、大きな階段のところに鎧や刀剣などの武具が陳列されていた。そしてウォータールー・チェンバーという名前の広間がある。この部屋ではガーター勲章(エドワード三世が創設した英国最高勲章)を貰った人々を集めて女王主催の晩餐会などが開かれるという。ローマ法王ピオ七世の肖像画などがある。国王の豪華な寝室や謁見室などを巡る。しかし、何となく寒々としていた。富と権力と武力を誇る支配者の城といった感じである。

大英博物館の収蔵品の多くは要するに世界侵略支配を行った英国が各地から略奪して来た品々だった。エジプトや古代ギリシャの美術品がなぜロンドンにあるのだろうか。日本の美術館や博物館には、このような外国から奪ってきたものは無い。イギリスは、民主主義国家の見本のように言われているが、覇道国家・侵略国家の歴史を持つ。

十年前も、いわゆる有色人種が多かった。そういう人々がウェイターなどの仕事をしていた。はっきりとした階級社会である。ともかくロンドンは、パリやローマと比べると随分暗い都という印象であった。ただしバッキンガム宮殿前の衛兵の交代は楽しかったし、ハイドパークは明るかった。

外国人労働者の無制限な受け入れの結果が、社会の混乱を引き起こしたのではないだろうか。日本も、今後十分に気をつけなければならない。安易に外国から労働力を受け入れるのは色々な意味で危険である。

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