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2011年8月13日 (土)

国民主権論が國體を破壊している

最近、特に民主党政権になって、政治家・権力者の皇室軽視・皇室冒瀆の言動が頻繁に起った。その根本原因は、「日本國憲法の制度は、國民→國會→内閣→天皇という序列で構成されている」などという憲法解釈が可能なところにある。「主権者國民の代表であり國権の最高機関を構成する國會議員は、天皇陛下よりも上に地位にある」という考え方が無意識的に政治家たちに植え付けられているのである。だから「天皇は政府・國會の意思どおりに動かれるべきだ」という不逞思想を平然と語る小沢一郎のような政治家が現れるのである。また、皇族に対し奉り不敬極まりない言動を吐く中井洽のような政治家が現れるのである。さらに言えば、天皇・皇后両陛下にご臨席を仰いだ式典に、衆参両院議員の半数が欠席するという非礼極まりない事態が発生するのである。

日本國民の道義精神・倫理感の基本は「尊皇精神」であり「神聖君主日本天皇へのかしこみの心」である。ところが今日、國民全般に尊皇精神が希薄となり、皇室を蔑ろにする政治家・官僚が増えている。政治家・官僚に不祥事が相次ぐ根本的原因、そして現代日本の政治・行政・司法の腐敗・堕落・横暴の根本的原因は、政治家・官僚の尊皇精神の希薄化にある。

 「國會は國権の最高機関」であり、「天皇の御地位」は、主権の存する國民の総意に基くのであるから、國民の代表者である衆参両院議員は最高権力者であり、天皇は、衆参両院議員よりも「下の地位」にあるという解釈が成り立つことにになる。そして、衆参両院議員及び衆参両院議員によって選出され信任されている内閣は、天皇よりも「上」の存在だという悪逆思想が、意識するにせよしないにせよ、衆参両院議員に植えつけられる。國會議員に「國権の最高機関の一員であり主権の存する國民に選ばれた國會議員は最高権力者だ。天皇は象徴にすぎない」などという意識が生まれる。これが、権力者・国民が皇室尊崇の念を喪失する原因である。そして、権力者は「かしこみの心」を無くし好き勝手なことするのである。

「諸悪の因は『現行占領憲法』」と言はれて久しいが、最近の事象は、この言葉の正しさをますます証明している。とりわけ「國民主権論」は、日本國の國體・傳統を根底から突き崩す思想である。一刻も早く否定されはならない。

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