« 千駄木庵日乗八月十六日 | トップページ | 千駄木庵日乗八月十七日 »

2011年8月17日 (水)

瀬戸弘幸氏の講演記録

七月三十日に行われた『日本の心を学ぶ会』において瀬戸弘幸氏は次のように語った。

「日本人は古来太陽信仰である。原発は人間が新しく作り出した太陽。それが暴走するとコントロールできない。深い反省と真摯な気持ちで受け止めるべし。私は原発を推進してきた。十九歳で自民党に入党し、今、五十九歳。その頃、南相馬市で『原発の未来を考える』という講演会を開かれた。扇谷正造が来てつまらない話をした。SF作家の豊田有恒氏を東京の自宅に訪ね、原子力の未来について話してもらいたいと依頼した。相馬・浪江に来て話してもらった。五百人くらい集まった。原子力と日本の未来を信じてその会合に集まって来た若者たちは、今、浪江に住めない。十キロ圏内の人たちはあと十年以上住めない。講演会を主催した私は忸怩たる思い。

太陽を自分たちの手で作り出そうとした驕りがこういう形になった。今回の事態をとらえると原発の未来を考え直さざるを得ない。私の娘は、科学者を目指してある工業大学に入った。学長が『二十世紀は科学技術を優先して自然を破壊してきた。これからは自然を守らねばならない。』と言っていた。娘は今、准教授になった。災害現場に連れて行った。最近も、祭りの霊的エネルギーを肌で感じて生きて行かねばならないと言って東北三大祭りを見に来た。『神が存在していることを前提にして生きていくべきだ』と娘は話していた。

自分たちの考えていたレベルをはるかに超えた大震災は、大きな衝撃を与えた。雨の量が多いところは放射性物質が多く降る。福島原発との距離は関係ない。政府が言っている暫定基準値が正しいとしても非常に危険な状態。外部から受ける放射線は心配ない。煙草の方が癌になる確率が高い。内部被ばくは注意したい」。

              ○

原発事故とその影響について、もっと色々なことが語られたのだが、専門的知識のない私のメモと記憶に誤りがあると困るので、ここに記すことは差し控えさせていただきます。

|

« 千駄木庵日乗八月十六日 | トップページ | 千駄木庵日乗八月十七日 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121949/52493966

この記事へのトラックバック一覧です: 瀬戸弘幸氏の講演記録:

« 千駄木庵日乗八月十六日 | トップページ | 千駄木庵日乗八月十七日 »