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2011年8月26日 (金)

この頃詠みし歌

不慮の死といふ言葉は深く胸を打つ 懐かしき友の写真を見つつ

悲しみの深きしらべの歌を読み こみ上げてくる涙なりけり

あれもこれも読むべき本が並びゐる書棚を見つつ溜息をつく

ラーメン屋の二階のトイレに入りしかば蒸し風呂のごときその暑さはや

わが身をば焼き尽くすごとき暑さならわが煩悩を焼き尽くしたまへ

油虫に殺虫剤を吹きかけて殺生といふ罪を思へり

光りあまねき世となるべしと祈りつつ明るき部屋で友と語らふ

眼鏡とは体の一部といはるるに置き忘れること多きこの頃

飼ひ主に従ひにつつ愛らしき仕草で犬はわが前を行く

人を憎む心を何とか鎮めむと真向ふ仏に経読みてゐる

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