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2011年7月10日 (日)

日本伝統精神と現代

現代文明・文化の欠陥を是正し、新たなる文化を形成するには、欧米文化偏重から東洋文化とりわけ日本伝統文化へと回帰しなければならない。

自然の生命の循環と全ての生きるものの相互扶助の不思議な原理を生活の中で体験する農耕民族たる日本民族の信仰精神即ち日本皇道が世界の神の平和を作り出すであろう。一切の自然や人に神が宿るという大らかにして健全なる信仰精神たる日本伝統精神が、世界を救い、統合し融和して調和するのである。

日本伝統精神は、大自然を尊ぶ。大自然から、人生を学び、生き方を学び、国の平和と人の幸福の道を学ぶ。山・川・海・風・樹木・石等々全ての自然に神の命が宿ると信じる。また、人の命は神の命であると信じる。一人一人が「命(みこと)」なのである。一人一人が「日子(ひこ・日の神の御子)」であり「日女(日の神の姫御子)」なのである。日本人は、森羅万象ことごとく神ならざるものはないと考えた。

こうした精神は排他独善の精神ではない。あらゆるものから学ぶべきものは学ぶのである。だからわが国は古来外来の文化を大らかに包容摂取してきた。

 

人も国土も神から生まれた、神が生みたもうたと考える日本民族の信仰は、神が人間と自然を造ったと考える西洋一神教の創造説とは全く異なる。神と人間と自然とは対立し矛盾した存在ではなく、調和し、融和し、一体の存在であると考える。


闘争と自然破壊に明け暮れる現代世界を救済するのには、日本伝統精神によるしかないのである。
これからの時代は、古代の日本より継承されて来た日本伝統精神を基として全人類の危機を打開しなければならない。  

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