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2011年7月24日 (日)

國體と維新

和辻哲郎氏はその著『風土』において「明治維新は尊皇攘夷という形に現わされた国民的自覚によって行われたが、この国民的自覚は日本を神国とする神話の精神の復興にもとづき、この復興は氏神の氏神たる伊勢神宮の崇拝に根ざしている。原始社会における宗教的な全体性把捉が高度文化の時代になお社会変革の動力となり得たというような現象は、実際、世界に類がないのである。」と論じておられる。

我が国の変革の原理即ち維新の精神は、神代以来の國體精神すなわち「神国思想」である。維新とは、「高天原を地上へ」「今即神代」の信仰を原基とする。

日本國體は、地上における天照大神のご代理という魂的靈的神聖性と、邇邇藝命のご子孫としての血統的神聖性を併せ持たれる天皇を、君主・祭祀主として仰ぐ祭式共同体の真姿である。

日本の総氏神であられ皇室の御祖先神であられる天照大神は、母神としての慈愛と父神としての力をお持ちになる。従って、天照大神の地上的御顕現であられる天皇は男性原理と女性原理を併せ持たれるのである。

特に日本國體が万邦無比といわれるのは、神話の世界からの靈統と血統を継承されるお方が、今日の日本の君主であらせられるところにある。かかる神聖なる国家の本姿を開顕することが維新である。現代日本の混迷を根本的に解決するには、維新断行すなわち國體の開顕しかないのである。

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