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2011年7月20日 (水)

この頃詠みし歌

若者たち多くたむろするハチ公前に六十四歳の我一人立つ

ハチ公前に人を待ちゐる若者は将来の不安無き如く見ゆ

二人して語らひをれば地震(ない)が来ておびえる母を抱きしめにけり

地震(ない)あればおびえる母を抱きしめて大丈夫だよと励ましにけり

爪を切る時にしみじみ思ふなり 我は確かに生きゐるなりと

炎天下 軒下の巣より飛び立ちし燕を見れば命尊し

茫々たる過去などといふものは我に無し 今も鮮烈な思ひ出ばかり

筆とりて香典袋にわが名をば記しつつ逝きし友を偲べり

なにゆゑか自ら命を絶ちし友 遺影は悲しき笑顔なりけり

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