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2011年6月20日 (月)

『憲法を起草する会』における荒谷卓氏の講義

六月十七日に行われた『憲法を起草する会』における荒谷卓氏(明治神宮至誠館館長)の講義で印象に残ったことを記す。

「憲法の条項の見直しでは価値観の変更はない。憲法の起草とは、憲法を貫く価値観から物事を考えて行こうということ。武道は小手先の技を鍛えても実力は養えない。基礎体力と腹ごしらえを作るのが大事。最も大事なのは何のために武道をするのかということ。

国のありようとして九条をどうしたいのか。日本の国柄の本質を探り、日本の國のあるべき姿を議論する。政体の根本に國體がある。政体が変わっても國體の根幹は変わっていない。大化改新も明治維新も革命ではなく禊祓いして国の本質・あるべき姿に戻った。

天照大御神から命ぜられ、天照大御神の御心を心として国を治める大使命を引き継いで来られた御神霊が畏い。天津日嗣の大使命を達成される。

三権に対して国民主権は作用しているのか。国民は選挙という手段しか与えられていない。立法府に国民主権が正しく反映される状況ではない。憲法では内閣が行政を指導監督することになっている。日本の官僚はものすごいパワーを持つ。仕組み上行政府に国民主権が及びようがない。国民が監視できる仕組みが必要。

日本は議院内閣制。立法府の人間が行政も担当。行政府の規定が憲法上ない。衆参両院議員は何故政治家と呼ばれるのか。行政を実質的に支配しているから政治家という」。

            ○

事前に送って頂いた「文書」(文責・荒谷卓氏)には、「『憲法を改正する』とは、憲法の基本精神を踏まえて、条項の見直しを図ることであるのに対し、『憲法を起草する』とは、憲法の基本精神そのものを見直すということです。本会では、米国に強要された現憲法の基本精神を排し、日本本来の伝統的価値観を基本精神とした憲法を起草することを目指しております」と書かれていた。

まことに正しい考え方であり、全面的に同感である。『現行占領憲法』の「三原理」の「国民主権論」は全く日本國體に合致しない。「平和主義」は敗戦国の戦勝国に対する絶対服従の誓いである。「基本的人権の尊重」はその根幹に道義精神がない欲望民主主義である。この『現行占領憲法』の「三原理」なるものが戦後日本をおかしくしてきたばかりでなく、今日の混迷の根本原因である。

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