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2011年5月17日 (火)

警察・検察と政治主導

国際テロ対策で、わが国にも諜報機関を作るべきだという意見がある。一応正論なのだが、民主党政権下でやたらにこういうものを作ると、かえってわが国の安全が脅かされる恐れがある。政治主導などと言って、民主党の政治家が、国家の安全に関する機密情報を手に入れ、それを第三者に漏らす危険がある。

昨年十月には、警視庁公安部の国際テロに関する極秘文書が漏えいしている。その流出ルートはまだ特定されていないという。警察官僚ですら情報を漏らす人がいるのだ。はっきり言って、民主党政治家はもっと危険だ。

前も書いたが、杉嶋岑氏著『北朝鮮抑留記』によると、公安当局の情報が北朝鮮当局に筒抜けになっていたという。この國は、国家として極めて脆弱なのだ。そのぜい弱さを治すために、諜報機関を設置したり、現存の公安警備機関を強化すべきなのだが、それがかえって国家を損ねる結果を生む危険なしとしないというのでは、まことに困ったことである。

「政治主導」という言葉が躍っているが、自衛隊・警察・検察という実力組織・治安維持機関、国民を拘束する権力・実力を有する機関が、民主党という政党の手先になるということは絶対にあってはならない。それではまさに仙谷由人の言った「暴力装置」になってしまう。

『大日本帝国憲法』下では、「天皇の軍」「天皇の警察」という意識があったという。『現行憲法』においても、天皇陛下は「日本国の象徴」「国民統合の象徴」であらせられる。「天皇の自衛隊」「天皇の警察」という意識があってしかるべきである。

ところが警察官僚のトップたる警察庁長官・官僚のトップたる内閣官房副長官・政治家としての準トップたる内閣副総理を経験した後藤田正晴は、「大臣という名称はやめるべきだ。一体誰の臣下なのか」などと言った。立憲君主国たる日本の閣僚・官僚は、天皇陛下の臣下に決まっているではないか。後藤田のような不忠の臣が、日本をおかしくしたのである。

後藤田は、天皇陛下の臣下ではなく、金権政治家田中角栄の臣下だったのだ。

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