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2011年5月 9日 (月)

今日聞いた興味深いお話

今日お会いした方から次のような興味深い話を聞いた。

「『たわけ』の語源は、『田分け』と書き、子供の人数で田畑を分けると、子・孫・曾孫と受け継がれていくうちに、田畑が少なくなり、収穫も減ってしまう。これは愚かなことなので、『愚か者』のことを『たわけ者』と言うようになった。ただし『戯け』という言葉がもともとあったので、それと掛詞・洒落にしたのであろう。今の日本の厳しい相続税はこれと同じで、祖先から受け継いできた財産はあまりに高率の相続税を納めるために失ってしまう。これは家の崩壊・歴史や家系の断絶・そして古い文化的建築物や文化遺産の散逸につながる。高率の相続税制は戦勝国アメリカによる日本弱体化のために持ち込まれた税制である。」

「『平家物語』の冒頭に、『祗園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず、唯春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ。』とある。このようなちっぽけな人間が、大自然の動きを想定できるはずがない。」

「朱熹の『偶成』という詩に、『少年老い易く学成り難し 一寸の光陰軽んずべからず 未だ覚めず 池塘春草の夢 階前の梧葉已に秋声』とある。私はそれをもじって『東電易嘘核難成 一寸行為不可軽 未覚企業順當夢 改善誤用已修正』という詩をつくった。」

「戦後は『東京裁判史観』に支配されてきたが、明治維新後は『薩摩・長州史観』に支配された。徳川幕府のみならず、尊皇で維新の功績があった水戸・越前・尾張も無視された」。

「小学校で、『百人一首』『萬葉集』を教えるべし。この二つの日本人の美意識の中核である。」

         ◎

この方とは、一昨年春、南千住回向院の橋本左内先生の墓所の前で偶然に知り合った。そして、時々お会いしては、色々ご教示をいただいている。三月十一日の大地震の時も上京されており、上野駅で地震に遭遇された。上野駅構内で帰宅困難者になっていたら、何と駅から追い出されたという。東日本鉄道会社に対して大きな憤りを感じておられた。地下鉄上野駅の構内は入れてくれたので、そこで一夜を明かしたという。『JR』とやらいう会社もどうかしている。

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