« 千駄木庵日乗五月三十日 | トップページ | 千駄木庵日乗五月三十一日 »

2011年5月31日 (火)

『一水会フォーラム』での石高健次氏の講演内容の報告

五月二十四日に開催された『一水会フォーラム』における石高健次氏の講演内容を報告する。

「拉致問題を意識して取材した。ほとんど気違い扱いされた。大物スパイ・辛光洙が原敕晁(はらただあき)さんを拉致した時の共犯を、九五年二月、済州島に行って取材した。この人は、無期の判決を受けたが恩赦で、五年で出て来た。『原敕晁は何処に行ったかわからない』と言って路上にしゃがみこんで号泣し、原さん拉致を認めた。全国放送したが、全く黙殺された。南北朝鮮は、国家的謀略をやる。日本はやらない。だから外交交渉で日本は裸。日本政府の拉致問題に関する予算はテレビのコマーシャルにかかる費用。中朝国境で、命懸けで脱北工作をしている人がいる。そういう人々に日本政府が金を出せば情報はいくらでも入って来る。公安調査庁から外務省に出向して瀋陽に行き、安給料で脱北した日本人を命懸けで助けている人がいる。日本領事館に自動車に乗せ、領事館に運び込む仕事をしている。拉致問題は、水面下でも何も進んでいない。日朝国交が樹立すれば、日本の当局者や家族が北朝鮮に行って拉致された人々を救出できると言う人がいる。しかし、日中国交回復したから中国国内の人権問題はなくなったか。日本人が中国国内の好きな所に行って情報収集できるのか。メディアの法輪功に対する取材すら自由にできない。中国南部でエイズが蔓延していることも取材も報道できない。日朝国交樹立後、日本の公安当局者や報道関係者が北朝鮮国内で自由に情報収集できるとは思えない。ジャーナリストが事実を暴くことはできない」。

         ○

拉致問題の取材について詳しいお話があったが、小生のメモと記憶だけで報告することは、事実関係に間違いがあるといけないので遠慮する。いずれ一水会機関紙『レコンキスタ』に講演記録が掲載されると思います。

中朝国境で、命懸けで職務に精励している公安調査庁の人がいることを初めて知った。こういう人々がいるにもかかわらず、同庁の元トップが朝鮮総連とおかしな関係にあったこと、そして元日経記者の杉島氏によれば公安調査庁の内部情報が北朝鮮に把握されていた事はまことに残念である。

以前にも論じたが、「共産支那に対して日本が経済援助をすれば、支那の自由化・民主化が進む」ということで、日本は散々経済援助をしてきたが、全く逆の結果になっている。支那の一党独裁体制・民衆への抑圧が緩むことはなかった。支那は、日本の経済援助・技術援助で経済発展を遂げたことに感謝するどころか、反日姿勢を強め、わが国に対して軍事的抑圧を加えて来ている。こうした事は「泥棒に追い銭」という諺に当てはまるのではあるまいか。

北朝鮮も同じである。金大中・ノムヒョンという韓国左翼政権の北朝鮮への融和政策=「太陽政策」によって、北が民主化したか、独裁体制が崩壊したか。否である。むしろ核実験を行い、武力攻撃を仕掛けてきた

日本が北朝鮮に融和政策をとり、日朝国交を樹立し、膨大な額の経済援助を行っても、北朝鮮という国がまともな国になるはずがない。日本は北朝鮮に対して、もっともっと毅然とした姿勢でのぞむべきである。日米合同で、金正日政権打倒を目指すべきである。

|

« 千駄木庵日乗五月三十日 | トップページ | 千駄木庵日乗五月三十一日 »