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2011年5月30日 (月)

瀬戸弘幸氏と小生の講演内容

今日の『日本の心を学ぶ会』瀬戸弘幸氏は次のように語った。

「政治運動は今の権力を打倒して、権力を掌握しなければならない。みのもんた氏が、東北大地震に関して『国民はよく暴動を起こさないで我慢している』と語った。政府の言ってきたことが嘘である可能性が高い。民主党政権のやってきたことは出鱈目。天皇陛下は、普通の御身なりで相馬市を行幸啓された。しかるに民主党の政治家は防護服を着て視察した。夏から秋にかけて社会的矛盾が頂点に達するのではないか。その時が革新の時。変革を目指す我々にとって好機到来である。菅直人が解散せず居座るなら、選挙によらないで政権交代を実現するしかない。大衆の力を結集しよう」と語った。

小生は、「人間が傲慢にも、自然や宇宙や人生を全て人間の作りあげた論理や科学研究によって説き明かこれを改造できるなどと考えたことが、美しい自然を破壊し、人類の生命をも脅かすに至った根本原因である。科学者の研究によって得られた知識が、どれだけ宇宙の真実に一致しているかを反省する必要がある。こういう疑問や反省を忘却した人間の傲慢さが今日の文明的危機を招いていると言えよう。しかし、日本民族は、既に古代において、人間のかかる傲慢さを反省し、自覚していた。

それが、古代日本人の『葦原の 水穂の國は 神ながら 言擧せぬ國…』という歌なのである。日本人は、あるがままの自然に素直に随順し、人間と自然は相対立する存在とは考えないで、人間が自然の中に入り、人と自然とは生命的に一体であるとの精神に立つ。

日本人は自然そのもののみならず、歴史からも「道」を学んだのである。わが国に伝わる『道』は歴史に現れているのだから、体系としての世界観や人倫思想基礎を人為的に『さかしらなる知識』をもって言挙し作りあげなくとも、日本の国の歴史の事柄・事実に学べばよかったのである。

歴史や自然を対立的にとらえて、論理や教条を振り回して自然や宇宙や人生や歴史の本質を説き明かそうなどという不遜な考えは持たなかった古代日本人の基本的な姿勢を、現代において甦らせることが必要なのである。

近世国学者が、外圧の危機に中で行ったように、古代日本の歴史精神として今日まで伝えられてきている『道』を、そのままありのままに学び、今日において明らかにすることによって、現代の危機を打開することが、我々の志である。」ということなどを語らせていただいた。

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