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2011年4月10日 (日)

神々を祭る心の回復

日本は他の東洋諸国と比較すると、四季の変化も規則正しく、気候も比較的穏やかである。過酷な自然とは思へない。しかし自然に宿る神々には、和やかな神もをられれば、荒ぶる神もをられるのである。

日本民族は自然に神仏を見、自然と共生して来たことは確かであるが、自然が常に日本人にやさしく接してきたわけではない。日本の自然は、時に、今回の大地震・津波や毎年やって来る台風のように、ものすごい猛威をふるひ、人間に襲ひかかって来る。さらに飢饉・疫病が度々襲って来た。そして人間の命を奪ひ、生活を破壊する。日本民族は、自然の猛威と危険にさらされながら生きてきたと言っても過言ではない。

近代以後、科学技術の進歩発展によって、人間生活が快適になると共に、自然を神・仏・精霊として拝み、愛し、畏れる心が希薄になってしまった。自然を征服しようとか、自然を造り替えようなどといふ文字通り神をも恐れぬ考へ方を捨てて、自然を愛し、自然の中に神仏の命を見る心を回復しなければならない。つまり、神々を祭る心の回復が大切である。

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