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2011年4月25日 (月)

征夷大将軍とは

「征夷大将軍」とは、「夷狄を征伐する大将軍」という意味である。坂上田村麻呂が最初の征夷大将軍である。その後、源頼朝が朝廷から征夷大将軍に任ぜられて以来、兵馬の実権を握る者を表す呼称となった。しかし必ずしも武士だけが任命されたわけではない。後醍醐天皇の御子・大塔宮尊雲親王も征夷大将軍に任ぜられた。

徳川家康は天下を統一して、朝廷よりこの地位に任命された。以来、徳川氏がこの地位を独占するのである。ところが、ペリー来航などまさに夷狄がわが国に対して圧迫を加える事態になった時、徳川幕府は、これに対して毅然とした対処をすることができず、朝廷にお伺いを立てたり、諸大名に対処策を諮問した。つまり、徳川宗家および幕閣はその職責である「征夷大将軍」を全うすることができなくなったのである。

徳川幕藩体制の瓦解の原因は実にここにあると言わなければならない。

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