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2011年2月15日 (火)

天照大神と皇位継承

和やかな慈愛の神天照大神は同時に断固として怒る神であらせられる。そして、祭政一致という日本國體は、地上のおける神の代理という靈的なご資格と肉体人間としての血統的ご性格を併せ持たれる祭祀主日本天皇を共同体の核として仰ぐということである。

また天照大神は母神として祖母神としての慈愛と父神としての力をお持ちになる。従って、天皇は天照大神の地上的御顕現として男性原理と女性原理を併せ持たれるのである。

女性の祭り主=君主・皇族が武力を用いなかったという事はないし、軍の統率者たり得なかったという事もない。天照大御神・神功皇后・斉明天皇・持統天皇のご事績を拝すれば明らかである。

男尊女卑思想は、儒教・仏教という外来思想の影響であり、日本には本来ない思想である。祭祀国家・信仰共同体国家日本の祭り主が女性であったとしても何ら不思議ではなかった。

皇位継承・天皇の御即位は、天孫降臨の繰り返しなのである。故に「天照大御神は女神なのだから日本の皇統は女系でよいのだなどといふのは児戯に類する妄論」とすることは絶対に出来ない。女系で良いとか悪いとかという論議ではなく、神武天皇以来の伝統は出来得る限り守られるべきであるが、万策尽きて、女系天皇が御即位あそばされても「天照大御神の生みの御子であらせられるのだから皇統断絶ではない」と小生は信ずる。

わが國は今日においても、神話の世界のままに、天の神の祭り主の神聖なる御資格を受け継ぎ給う天皇を、現実の國家元首と仰ぎ、國家と民族の統一の中心として仰いでいる。日本においては、神話は今も生きている。

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