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2011年1月25日 (火)

岡田克也民主党幹事長の「国歌君が代」論について

岡田克也民主党幹事長は、平成十五年十月中旬の日本テレビの『今日の出来事』という番組における安倍晋三自民党幹事長(当時)との対談で、国歌『君が代』について次のように述べた。

「私自身『君が代』というセリフを見るとやや違和感を感じる。それはそれで尊重して行かなければいけないわけだが、私はもう少し今の民主主義国家にふさわしい国歌があってもいいんじゃないかとすら思う」

これは重大なる発言である。民主党政権になって、皇室に対する軽視や不当な干渉や不敬言動が目立つようになったのは、民主党の幹部・指導者の「國體・皇室」に対する根本的な考え方に問題があるからだということがはっきり分かる。

「国歌君が代」が「民主主義国家にふさわしくない」ということは、「天皇を君主と仰ぐ日本國體」が民主主義に反すると主張しているのと同じである。「現行占領憲法」には、「天皇は国民統合の象徴」と規定されている。天皇の御代が永遠に続くことを祈るということは、即ち、天皇が象徴される日本国民が永遠に続くことを祈るということと同じである。私は、「現行占領憲法」を肯定するわけではさらさらないが、それでも「君が代」が、「現行占領憲法」のいわゆる「民主主義」なるものにふさわしくないなどということはあり得ない。

そもそも君主制と自由と民主主義が矛盾するとか違和感があるとかふさわしくないどと考えること自体、重大なる誤謬である。イギリス・デンマーク・オランダ・スペイン・ベルギーなどの君主国においてこそ、自由体制と民主主義が実現している。反対に君主制を打倒し「人民民主主義国家」なるものになった国、即ち旧ソ連(今のロシア)・共産支那・南北朝鮮・エチオピアなどにおいてこそ民主主義に反する独裁専制政治が行われているし、行われていた。

岡田氏の主張を突き詰めれば、岡田氏は、「現行占領憲法」の「象徴天皇制」すら否定することになる。菅直人総理が「国旗・国歌法案」に反対した事実と考え合わせれば、民主党政権は、「天皇を君主と仰ぐ自由国家日本」を否定あるいは変えようとしていると考えざるを得ない。こういう政権は一日も早く打倒しなければならない。

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