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2011年1月 2日 (日)

小林よしのり氏の二冊の本について

昨日、日暮里駅構内の書店で、小林よしのり氏の『新天皇論』『本家ゴーマニズム宣言』を購入した。それほど大きな書店ではないのに、この二冊の本が平積みされていた。購入する人が多いのだろう。

皇室とりわけ皇位継承について重要なことが書かれている。これからじっくりと読んで勉強させていただく。わたくしも、男系継承されなければ「皇統断絶」「皇室消滅」「易姓革命」とは思わない。小林氏の論は正しい。

そもそも「皇室消滅」「皇統断絶」などという言葉を書名にしたり、軽々しく使う人の心を私は全く理解できない。「言霊」の大切さが分かっていない。

また、小林氏の、「支那から入ってきた男尊女卑思想」の否定論も、全く同感である。

ただし、神武天皇以来、男系で継承されてきた事実はやはり重いと考える。これを伝統と言っていいと思う。出来得る限り「男系継承」は守られるべきである。したがって『皇室典範』を改定して「長子優先」にするという意見は首肯できない。

祭祀國家日本の祭祀主にかかわること、天皇を祭祀主と仰ぐ信仰共同體日本の祭祀主の御位の継承に関することは、神聖なる事柄であり、世俗の権力問題ではない。まさに神事(かみごと)であり、天地生成以来、わが國肇國以来の神聖國家日本の根幹である。ゆえに世俗の権力機構である行政府や立法府によって神聖なる皇位継承の事柄が決定付けられてしまってはならない。このことが一番大切である。

「皇位継承」「『皇室典範』改定」は、信仰共同體・祭祀國家日本を體現される御方の「御位」(みくらい)に関する事柄であり他の政治問題とは全く性格を異にする。また、皇位継承とは、『天津日嗣の高御座』の繼承である。普通一般の國家の國家元首・権力者交代とはまったく次元を異にする。ゆえに権力機構が多数決で決めてはならない。また、『天皇のご意志を伺はなくていい』などといふ議論は全く間違っている。皇室及び國體の根幹に関わることなのであるから、日本の傳統の體現者であらせられる天皇の御意志を体して決められるべきである。

旧『皇室典範』は、明治天皇が裁定され、制定された。即ち勅定である。議會や政府が定めたのではない。皇室に関わることは、輔弼の臣の節度ある建言は許されるとしても、すべて大御心を根幹にすべきである。一切は大御心のまにまにが、臣下國民のあるべき姿勢である。

小林よしのり氏の二冊の著書を精読したいと思っている。

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