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2011年1月16日 (日)

奥野誠亮先生について

今日の『アジア問題懇話会』に奥野誠亮先生が出席され、質疑応答の時、お元気に発言されていた。奥野先生は大正二年七月のお生まれで、今年の七月で九十九歳になられる。驚異的と言っていいほどお元気で、本日も、的確なご質問をされ、かつ、自説を滔々と語られた。まことに素晴しいことである。真正保守の立場に立たれる方で、靖国神社・歴史問題・外交問題・憲法問題などで、正論を吐露され続けた方である。

旧内務官僚で、後藤田正晴氏の一期先輩にあたられる。戦前は、鹿児島県警特高課長を務められ、戦後は、自治官僚として活躍、事務次官を退任された後、衆院議員となられ、法務大臣・文部大臣・国土庁長官などを歴任された。

以前から、ご厚誼をいただいている。本来なら、衆院議長になられるべき方であった。平成五年に衆議院議長候補に推されたが、細川連立政権であったので、土井たか子に敗れてしまわれた。

平成十九年の八月十五日、奥野先生が、お一人で炎天下、靖国神社に参拝しておられる姿を拝見した事がある。その時に次のような歌を詠んだ。

「炎天下 靖國の宮に 出會ひたる 老政治家の 姿忘れず」

自民党の会議で、野中広務氏が、創始改名について「日本の強制であった」という発言をしたので、実際に創始改名の実施の実務に携わった奥野氏が「朝鮮人の希望によったものだ」とたしなめたという。野中氏はそそくさと退席してしまったという。

今の日本の政治家には、奥野先生のような国士は少なくなった。日本古代の歴史が息づく奈良県御所市のご出身である。一層のご活躍とご長寿を祈る。

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