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2010年12月 6日 (月)

民社党と中井洽氏

中井洽氏への「質問書」を書いている。中井氏は旧民社党出身である。旧民社党の政治家には、小生の尊敬する政治家が多かった。西尾末広・西村栄一・伊藤卯四郎・水谷長三郎・春日一幸の各氏など錚錚たる政治家がいた。この人たちは皆、反共産主義の立場に立っていた。春日氏が選挙演説で、「自民党は北極にいて南極に向かい、反共を叫べども、その声は南極に届くや届かざるか。わが民社党は、労働運動の中において反共の戦いをしている。」という意味のことを言っていたのを今でも覚えている。民社党の系列に属する政治家、労働運動家は、戦前戦後を通じて、組合運動・政治運動の第一線で、共産主義に反対する運動をして来たのである。

しかし、決して軍や権力に迎合していたのではない。昭和十五年二月二日、支那事変処理を中心とした質問演説(いわゆる粛軍演説)を行った斉藤隆夫代議士に対する「除名決議」に反対したのは、戦後社会党脱党して民社党を結党した西尾末広・水谷長三郎・片山哲氏らであった。「除名決議」に賛成したのが、戦後左派社会党として西尾氏らと対立した浅沼稲次郎河上丈太郎河野密三宅正一の各氏であった。

浅沼稲次郎氏は、第一次安保の時、岸信介氏を「東條内閣の閣僚であり、戦犯だ」と批判し、支那に赴いて「アメリカ帝国主義は日中共同の敵」などと言ったが、彼こそ戦時中は軍部に協力したのである。浅沼氏は「聖戦貫徹議員連盟常任幹事」も務めた。まさにオポチュニストの典型である。

旧民社党に属していた政治家や党職員には、今日、真正保守運動で大活躍している人がいる。政治家では西村眞悟氏がその代表格である。「國體政治研究会」の代表幹事をされているわが同志・中村信一郎氏も旧民社党本部におられた。拉致問題で大活躍している荒木和博氏も然りである。今は議員を引退されたが、塚本三郎・滝沢幸助両氏は真正保守の立場に立つ立派な政治家である。

その旧民社党に属していた中井洽氏が、今回のような不敬言動を行ったことはまことに残念である。よくよく反省してもらいたい。

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