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2010年11月15日 (月)

最近贈呈していただいた書籍

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啓發録 橋本左内(景岳) 野村幹三郎市書写

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福井県御出身の野村幹三郎氏が『啓發録』の原文・書き下し文・口語訳そして松平春嶽公の「橋本左内小傳」を一字一字丁寧に書写された和綴本である。そのご労苦、そして要した時間は、小生の想像を絶している。書写ばかりではない。口語訳も大変なご努力であったと拝察する。また野村幹三郎氏の「景岳追想」というご文章は、野村氏の橋本景岳に対する深い思慕の思いに満たされいる。井伊直弼に対するご評価に全く同感である。彼の頑迷固陋な悪しき保守性、先見の明の無さが、幕府崩壊を早めた。また、「もし景岳橋本左内が死罪にならず生きて居たならば、松平春嶽を軸とした車の両輪の一方の大西郷が城山で自刃するという悲劇も無く、戊辰戦争軍資金調達の大功労者由利公正の失脚も無く、本当の意味の明治維新が行われたと思う。」というご見解はまことに卓見である。さらに、春嶽公が自ら書かれた「小傳」には、左内先生のご一生とご功績が簡潔にそして切々と書かれており、有難い文章である。

憲法における普遍性と固有性(憲法学会五十周年記念論文集) 同論文集編集委員会編 成文堂発行 高乗智之氏より 

「万国の憲法に通ずる普遍的原則を究明するとともに、わが国固有の独自性の上に憲法生活を確立する方途を発見し、進んでその成果をひろく世に問い、国家の興隆と国家生活の発展に寄与すること」を目的として昭和三四年に結成された憲法学会の記念論集である。憲法学会は、憲法は日本の歴史と伝統に根ざして成立させなければならないということを基本姿勢としている。今日の我が国における正統派の憲法学者の論文が収録されている。小森義峰・相原良一・三潴信吾・百地章・高乗正臣などの諸氏が執筆されている。高乗正之氏とその父君である高乗正臣氏とは、憲法懇話会で共に勉強させていただいている。

「憂国忌」の四十年 三島由紀夫研究会編 並木書房発行 三島由紀夫研究会より

三島由紀夫・森田必勝両氏らによる市谷台上の義挙より四十年という歳月を経過した今年、「憂国忌」の記録を一本にまとめた書物である。宮崎正弘・山平重樹・玉川博己・佐々木俊夫の各氏など同志諸氏が執筆している。義挙直後の昭和四十五年十二月十一日に豊島公会堂で執行された「三島由紀夫氏追悼の夕べ」(第一回「憂国忌」)には私も参加した。その控室で中河与一先生に初めてお目にかかった。豊島公会堂は四十年たった今もそのまま残っている。

贈呈してて下さった方々に心より感謝申し上げます。

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