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2010年10月 5日 (火)

石平氏の講演を聞いて

「一水会フォーラム」での石平氏の講演で印象に残ったことを記す。

「中国漁船の日本領海侵犯が計画的か偶然か分からない。しかし、大きな流れの中で起こった。あの海域で中国漁船がうろうろし、日本見逃していた。中国漁民の行動は、漁民の意志だけではない。後ろに政府の奨励がある。まず漁船を派遣して既成事実をつくり、あの海域が中国の海になったような状況をつくり、漁業監視船を派遣し、さらに軍艦を派遣してもおかしくない状況をつくる。

拿捕は当然の措置。問題は、拿捕した後の対処の仕方。丹羽大使を五回も呼び出したのは単なる嫌がらせ。中国のすることは日本のヤクザ以下。乗組員と船を中国に返したのが間違いのもと。妥協すれば事態が静まるかと言えば間違い。中国はより強硬な姿勢を示す。理不尽な報復措置をする。あらゆる手段を使って日本に圧力を加える。中国の方が焦っていることが私には分かった。強気の時が一番焦っている。

中国と日本との間で何かが起きると、三日間は反日運動が起こる。その後、反政府運動になる。中国政府は苦しい立場になる。国際社会からも非難の声があがって来た。フジタ社員の拘束は報復以外の何物でもない。勝手に軍事領域だと言う。ルールも法も関係ない政権。一般日本国民は中国が恐ろしいと分かった。船長釈放まで苦しんだのは中国。日本政府は法に基づき粛々と一年間でもブタ箱に入れれば良かった。そうすれば日本の主権を示すことが出来る。中国は、今は強硬な軍事行動を起こすことはできない。日本外交は踏ん張るべき所で踏ん張らない。九月二十四日、日本の方が折れてしまった。

検察の判断でやったというのは、国民は嘘と思っている。仙石は最低の馬鹿野郎。日本は法治国家であることを捨てた。独立国家としてのプライドを捨てた。中国に降参した。外交には妥協はあるが、相手に圧力をかけられて譲歩するのは最低。国際社会には『諸国民の公正と信義』などは無い。日本の負け方を見て、ロシアの大統領も『北方領土に行く』と言い出した。九月二十四日は、日本にとって最悪の日。中国外務省は日本に謝罪と賠償を求めて来た。これが中国の本質。チンピラのやること。

菅首相と日本の外務省が拒否の意向を示したら、中国の態度が変化した。こちらが強気になれば引く。中国は戦略を立て直して日本に向かってくる。今回のことは中国の海洋戦略の中で起こった。第二列島線まで中国の支配下に置きたい。そうなると日本は完全に中国の支配下に置かれる。尖閣を突破口にしたい。日本が中国の属国になるとどうなるか。チベットの悲惨さを見れば分かる。

日本は中国の海洋戦略をぶち壊すしかない。今日の危機は、ペリー来航以上の危機。世界史上稀に見る残虐な帝国による侵略の危機が迫っている。日本に時間は無い。これを打開するには今の憲法を捨てること。国家はある意味でエゴイズムの塊。『諸国民の公正と信義』などという幻想は捨てるべし。明治憲法に戻りそれを修正すると、第九条は残らない。第九条は明らかに嘘。自衛隊は軍隊。平和は実力と決意で守られ作られる。中国という醜悪な国家に対抗するには、明治国家=大日本帝国のような国家体制をつくるべし。戦後日本には政府はあるが国家は無い。国家の根本は自分の力で自分を守ること。本来の国家の姿を取り戻し中国に対抗すべし。

今回のことで一般今民も中国の恐ろしさが分かって来た。これが今回のことで唯一良かったこと。しかし日本人は忘れっぽいので困る。理不尽な中国の行為で周辺諸国も中国への不信感が起こった。来年のアジア民族興亜会議は重大な意味がある。日本は中国に対抗する同盟の盟主になるべし。アメリカの力も利用するべし。アジアを束ねアメリカを利用して中国を包囲すべし。チベット・ウイグル独立運動を助けるべし。中国が背後に脅威を感じれば、海に出る力も弱まる。もう一回大東亜戦争の理念を掲げて戦うべし。

中国は、七つか八つの国に分立した方が良い。四川省だけで一億人いる。一つの共和国になれば親日国家になる。それが中国人民にとって幸せ。民主化も実現する。北京政府はつぶさねばならない。日米同盟は中国への抑止力として利用しても、頼りにしてはならない。自分たちで守るという力と意志を持つべし。尖閣に自衛隊を駐屯させるなら今がチャンス。中共政権存立の基盤は経済成長。経済成長は何時までも続かないと語った。

       ○

『元寇』(作詞・作曲:永井建子)という歌の一番を掲げさせていただく。

「四百余洲を挙る 十万余騎の敵 国難ここに見る 弘安四年夏の頃 なんぞ怖れんわれに 鎌倉男児あり 正義武断の名 一喝して世に示す」

わが日本は、元寇そして日清戦争の時の気概を示さねばならない。

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