« 千駄木庵日乗十月十日 | トップページ | 千駄木庵日乗十月十一日 »

2010年10月11日 (月)

潮匡人帝京大学短期大学准教授の講演

昨日の『アジア問題懇話会』における潮匡人帝京大学短期大学准教授の講演で、印象に残ったことを記す。

「北朝鮮問題は好転していない。後継者確定報道はクェッションマーク。あの国では身分の低い在日の母の子が後継者なのか。張成沢は中国派。三男は主体思想派。対立しているという見方が一般的だった。三男擁立派の長老が立てつづけに死去。党の高級幹部が交通事故で死ぬのか。新聞報道を鵜呑みには出来ない。

十万の北朝鮮特殊部隊によるテロ・ゲリラという能力は高い。韓国はすでにこの危機に直面している。ソウルを火の海にする能力は北朝鮮にはある。

中国は『銃口から政権が生まれる』という考え方で、一貫して軍事的拡大を行っている。トマホークを搭載した米原潜によって日本の安全は守られている。アメリカの打撃力と核抑止力に依存している。

中国は一党独裁の国である。共産党のコントロールを受けない民間企業、民間人はいない。中国は大型輸送機を増産しているが、『国防動員法』発動の時、軍用機になる。中国軍の米国留学を経験した高級軍人は、日本を侵略しようとは思っていない。自衛隊に防衛出動を発令すれば、中国軍は日本に近づくことはできない。

相手国の上空で核爆発を起こし、人体には影響を与えず電子機器を使用できなくするという核兵器使用は可能。日米同盟を瓦解させることなく、アメリカの黙認が得られるのなら核武装すればいい。核武装論者に一人として軍事の専門家はいない。核兵器を何処に保管するのか。自衛隊の核基地を何処に置くのか。大反対運動が起こる。日米共同運用もしくは多国間で核兵器を運用するのであれば、東南アジア諸国も容認する。

法改正して自衛隊に領域警備の任務を与えるべし。海上自衛隊の艦船がすぐに急行できる状態にするべし。尖閣の灯台補修の名目で国土交通省の背広組を常駐させるべし。逮捕しても釈放しては実効支配にはならない。西村眞悟氏が尖閣に上陸しようとしたら、政府が妨害した。」と語った。

         ○

私がこれまで元自衛隊関係の方の講演をずいぶん聞いたが、、核武装推進論者は一人もいなかった。軍事専門家と言われる人にも核武装推進論者は少ないと思う。これは私には不思議に思える。何故なのだろうか。

|

« 千駄木庵日乗十月十日 | トップページ | 千駄木庵日乗十月十一日 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121949/49707067

この記事へのトラックバック一覧です: 潮匡人帝京大学短期大学准教授の講演:

« 千駄木庵日乗十月十日 | トップページ | 千駄木庵日乗十月十一日 »