« 村木厚子厚生労働省元局長への無罪判決に思う | トップページ | 井尻千男氏の講演で印象に残った話 »

2010年9月12日 (日)

千駄木庵日乗九月十一日

午前は、母のお世話。

午後一時より、靖国神社境内の靖国会館にて、「国民行動二〇周年の集ひ」開催。井尻千男氏が講演。この後、森田忠明氏ら「国民行動」加盟の同志全員が挨拶・決意表明。中村信一郎氏が祝辞を述べた。そして郡順史氏の音頭で乾杯を行い、清宴に移った。

この後、丸の内の三菱一号館美術館にて開催中の『三菱が夢みた美術館―岩崎家と三菱ゆかりのコレクション』展参観。この展覧会は、「岩崎家と三菱は、事業だけでなく、文化・芸術とも深い関わりを持ちます。しかしこのことは、岩崎家や三菱の社風もあり、これまで一般にはあまり知られてきませんでした。本展では…『丸の内美術館』計画を紹介するほか、静嘉堂、東洋文庫所蔵の名品、さらには三菱系企業やゆかりの個人が所蔵するオーギュスト・ルノワール、クロード・モネ、山本芳翠、黒田清輝らの作品を併せ、一二〇点余(会期中入れ替え含む)が展示室を飾ります。岩崎家および三菱の文化・芸術における知られざる一側面を、珠玉のコレクションと共にお楽しみ下さい。」(案内書)との趣旨で開かれた。

三菱各社や岩崎家が収集した書籍・美術品などが展示されていた。国宝の「毛詩」「文選集註」、「周礼」(重要文化財)、黒田清輝「春の名残」、橋本雅邦「龍虎図屏風」(重要文化財)、野々村仁清作「色絵吉野山図茶壺」、クロード・モネ「プティ・タイイの岬」、アルベール・マルケ「トリエル、晴れた日」、大正期や昭和初期のキリンビールや日本郵船のポスターなどを見る。

絵画には「個人蔵」というのがとても多かった。係の人によると、「個人情報なので誰であるかは開示しない」とのことであった。どう考えても、岩崎家一族の方が蔵しているものであろう。三菱が創設した静嘉堂文庫や東洋文庫には国宝級の国書・漢籍などの文物がたくさん所蔵されている。日本最大の財閥といわれる三菱ならではのことである。東洋文庫は、私の住む千駄木の隣町・本駒込にある。「財閥富を誇れども社稷を思う心なし」という歌の文句があるが、三菱財閥が社稷を思う心があったかどうか。内外の貴重な美術品・学術関係の文物の保存には大きな貢献をしたことは確かである。「個人蔵」が多いということは、一体どういうことなのか。「誇れる富」を入場料を取って見せているとは考えたくはない。三菱財閥の発祥からいえば、なぜ皇居前の広大な土地の払い下げを受けることができたのか。ここから疑問が発する。しかし、三菱ににケチをつけるということは、日本近代資本主義経済体制らケチをつけるということだ。

この後、東京駅にて、京都から来られた先輩の方と懇談。色々と貴重なお話をうかがう。お土産に金平糖をいただく。京都の金平糖はとてもおいしい。京都から東京に来られることを「上京」とは書くことはできない。京都は千年の都であり、今日も御所がある。そして東京は東の「京」なのだから…。

帰宅後は、『政治文化情報』の原稿執筆・脱稿・送付。

100911_141501_2

|

« 村木厚子厚生労働省元局長への無罪判決に思う | トップページ | 井尻千男氏の講演で印象に残った話 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121949/49421122

この記事へのトラックバック一覧です: 千駄木庵日乗九月十一日:

« 村木厚子厚生労働省元局長への無罪判決に思う | トップページ | 井尻千男氏の講演で印象に残った話 »