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2010年8月 2日 (月)

池田大作氏はどうしているのか

私はかなり前から創価学会機関紙『聖教新聞』を毎日読んでいる。ここ数カ月、池田大作名誉会長の書いた論文や随筆は掲載されるのだか、彼の動静は全く報道されない。病気になっているのか、あるいは暑さのため静養しているのか分からない。先日あるジャーナリストにそのことを話したら、「毛沢東・金日成・金正日のように、ある日突然姿を現すのではないか」と言っていた。あるいはそうかもしれない。それにしても池田氏はもう八十一歳になるはずだから、体調が万全というわけではなかろう。あれだけ自己顕示欲の強い人物であり、且つ、創価学会という組織は、彼のカリスマ性・指導力が根幹となって成立しているのだから、このままの状態が続けば、一体どうなるか、注目される。

池田大作氏は、昭和三十五年に創価学会会長に就任した時、三十二歳だったと思う。以来、半世紀にわたって、絶対的指導者言い換えれば独裁者としてその頂点に立って来た。池田氏の先輩も同輩もそのほとんどがこの世を去っている。そして創価学会発展の功績は、池田大作氏一人によるというような「神話」が作られている。草創期以来の他の幹部の功績は全く消し去られている。こうしたことは毛沢東や金日成などの独裁者に共通する。長生きした方が勝ち、権力を握った方が勝ちということである。

池田氏は、池田氏を批判した人物、言いなりにならなかった人物に対する憎悪が激しく、「地獄に堕ちる」とか言って非難攻撃するだけでなく実際にあらゆる手段を用いて迫害する。その犠牲者は竹入義勝・矢野絢也・石田次男・龍年光・阿部日顯の各氏など枚挙にいとまがない。たとえ池田氏に背かなくとも、利用価値がなくなれば使い捨てられ、表舞台から消えて行ってしまう。こうしたことは、時の今昔、洋の東西を問わず、独裁者の特質である。

創価学会ももうこれ以上勢力が拡大することはないだろう。池田氏にもしものことがあった時、一体どうなるのか。池田氏はライバルを蹴落としただけでなく、自分の地位を脅かす人物を排除して来たので、ナンバーツーというか池田氏の後のカリスマ性のある指導者になる人物が見当たらない。息子が後継者になると言われているが、私の見るところ、その息子さんはとても池田氏に匹敵する人物ではない。

宗教団体は、後継者問題で必ずゴタゴタする。そして内部紛争が起こる。内部紛争が起こらなかった教団は無きに等しい。たとえ息子や孫が継いでも色々問題が起こる。世襲制の方がうまく行くというのは間違いで、むしろ親族間で文字通り近親憎悪の醜い争いが起こる。

私は、池田大作のような人物が、日本最大の宗教団体の長として権勢をほしいままにしてきた事実は、戦後日本がいかに劣化してきたかを証ししていると思う。民主党は、政権を取った後、創価学会批判をぱったりしなくなった。これもおかしなことである。

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