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2010年8月12日 (木)

グローバリズムの危険性

米ソ二超大国による冷戦構造が崩壊した後、世界は平和になったかと言うと決してそうではないことは皆様ご承知のとおりである。むしろ、民族問題・領土問題・資源問題・宗教問題などで冷戦どころか熱い戦いが世界各地で起こっている。

資本主義と共産主義は共に、世界各民族・各国家の歴史と伝統を無視し破壊するグローバリズムの思想である。資本主義も共産主義も共に、人間の経済的物質的豊かさを実現することを至上の目的とし、人間の道義精神、国家民族傳統精神を軽視あるいは無視する思想である。

旧ソ連が崩壊しても、世界各国に共産主義思想は根強く残っている。またアメリカを中心とする資本主義国家の市場原理主義・営利至上主義もますます熾烈を極めてゐる。共産支那は共産主義体制を維持しつつ市場経済を導入している。そしてアジアにおいて政治的経済的軍事的覇権確立を実現しつつある。


アメリカ覇権主義そして共産支那の中華帝國主義さらには北朝鮮の暴虐が渦巻く狭間にあって、わが日本は、祖国の独立と安全を守るために必死になって戦わなければならないにもかかわらず、残念ながら、国民の多くは日本の傳統精神、國體精神を忘却し、内部から破壊されつつある。

グローバリズムの推進によって、多くの国家が世界を一つの市場として利害を共有すれば、世界規模の戦争勃発の危険性を大きく低下させ平和が実現するという考え方があった。しかし、現実には、各国の利害が衝突すると共に、持てる国と持たざる国との格差が広がっている。また無資源国が高値で資源購入を余儀なくされる状況になりつつある。

そしてグローバリズムの市場共有を放棄し武力行使をする国が再び出始める可能性も生ずる。つまり、再びブロック経済第二次世界大戦を勃発させた時に近い状況になりつつある。グローバリズムこそ、世界平和実現を阻む大きな要因になっている。

わが國の建国の精神は、「八紘爲宇」の精神である。これは、世界は色々な民族・国家が連帯し共存する一つの家であるという精神である。また近代日本の父と仰がれる明治天皇御精神は、「四海同胞」の精神である。これは、世界の民は兄弟であるという精神である。日本は本来的に言葉の真の意味における平和国家である。

日本はその傳統信仰の靈的精神の偉大なる包容力によって、よく他國の宗教・文化・文明を取り入れてそれを融和せしめ洗練して、強靱にして高度な日本文化として開花せしめる力を持ってきたのである。

世界各国各民族にはそれぞれ伝統精神・傳統文化を保持している。世界の愛国者は、グローバリズムすなわち市場原理主義と共産主義という二つの覇権思想を否定し、各国各民族の個性・立場・歴史・傳統を尊重し合い、真の意味の平和な世界を実現しなければならない。

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