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2010年6月15日 (火)

菅直人氏の天皇観・国家観について

『産経』の報道によれば、菅直人総理は、今日の本会議で、 「国旗は大好きだし、国歌も決して嫌いなわけではない」と答弁したという。「国旗国歌法」に反対したことについての弁明である。村山富市元総理も、国旗国歌法に反対したが、総理になったら、立場を変えた。政治家というのは、立場が変わると考え方も変わるのだろう。いや、表面的に変えたように見せるのであろう。自民党の谷垣総裁も、自身が閣僚の時には参拝せず、総理の参拝にも反対していたのに、野に下ったら、靖国神社に参拝した。

 

菅直人氏は『文藝春秋』平成十一年七月号の「第九条は覚悟なくして変えられない」と題するインタビュー記事で「(現行憲法で日本人がどのようにあるべきかを示しているのは・註)国民主権です。残念ながら、それが日本人に浸透していない。」「戦前には天皇制を中心とした國體護持ということがあり、そのためには一億玉砕もありうるという考え方のなかには、私の言う『国民と国民が構成する政府』とは違う国家があった。」「国民主権国家のことを、たとえ話で私がよく言うのは『水戸黄門』ではなくて『七人の侍』です。立派な人にお任せしようではなく、自分たちを守るために…自分たちで判断して、自分たちでリスクを負うことです。」と論じている。

これは、「国民主権」を強調し、「天皇中心の國體」を否定あるいは危険視しているかのような発言である。「君主制はいらない、人民民主主義が良い」という共産主義者の思想と同じである。菅直人氏の天皇観・国家観・歴史観は本質的に変わったということはあり得ない思う。総理になったから仕方なく、これまでの国旗・国歌についての主張を表面的に変えたということであろう。菅直人氏は本質的に『日本国体』否定論者であると思う。

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